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建築ブログ

02.16 | 地下室・地下車庫, 多層階二世帯住宅

多層階二世帯住宅@鶴見~上棟他

冒頭、今朝の朝刊です。

銀行が貸し出す融資のうち、0%台の金利が62%にも上るという記事です。

2018年2月16日 日経朝刊

赤いマーカーで示したところが、住宅ローン金利。

2015年末、1.2%の金利だったものが昨年末には0.8%まで下がっています。

年末に融資残高の1%分の税金が戻るという住宅ローン減税を使った場合、
0.2%分プラスになるということです。

たとえば、10年後に4000万円のローンが残っていたら、10年で400万円減税されます。

一方、その4000万円分の利息は、10年で320万円。

お金を借りた方が、80万円分お得ということになります。

実際にはこれほど簡単な話ではありませんし、諸経費などで相殺されることになりますが、
ほとんど金利負担なく家を建てられる状況にかわりはありません。

マイナス金利がスタートして2年程経過しています。

すっかり慣れてしまっていましたが、このように記事で目にするとやはりすごい。

家を建てる予定のない方には全く関係ないですが、建てるかもしれない方には、
圧倒的に有利な状態が続いています。

来年には消費税の増税も待ち受けています。

「近い将来建てるかも?」

という方は、大いに検討してください。

この時期に、家を建てる機会に恵まれる方は、本当にラッキーだと思います。

 

そんな状況の中、またまた新しい家づくりがスタートします。

 

本日ご紹介する多層階二世帯住宅@鶴見のそば。

「鶴見の家」です。

鶴見の家

かわいらしいでしょう?

視線を遮りつつ、光を採りこむスリット窓を使います。

解体中

 

既に解体も終え、準備でき次第、着工となります。

 

さて、それでは本題の「多層階二世帯住宅@鶴見」ご紹介してまいりましょう。

前回は地下の壁配筋までご紹介しておりました。

地下の配筋完了

左手に道路が見えますね。

地下車庫の天井、1階部分の床となる配筋です。

これよりコンクリートの打設を行います。

 

スランプ試験

その前にスランプ試験ですね。

構造計算で割り出されたコンクリートの品質できちんと工事をしているかどうか、
証拠の写真と試験を行います。

「毎回やる必要あんの?」

と思ってしまいそうですが、こういうひとつひとつの手間が間違いを防ぐのです。

コンクリート打設中

敷地の奥まで目一杯、地下となる構造ですので、工事面積が広いですね。

むらなくしっかり打設できるように、丁寧に打設していきます。

実は、このコンクリートの打設までが、2017年末までの仕事でした。

これより年末年始休暇。

コンクリートが固まるまでには一定期間必要ですので、ちょうどいいタイミングで工事が進みました。

 

土台設置

はい、年が明け、適度な養生期間を経て、土台の工事に入りました。

土台に使う建材も太く、がっしりしていることがお分かりいただけるかと思います。

断熱材施工

この土台に、断熱材を施工します。

隙間なく施工するのがポイントですね。

隙間が空いていたら冷気が入ってきてしまいます。

スキー場で1本目のリフトに乗るときは寒いですが、滑っているうちに暑くなってきますよね。

そうすると、気の利いたウエアは通気用のジッパーがあって、冷気を採りこみ
熱を逃がしたりします。

ここに隙間があると、常にそんな状態(スースーする)になってしまうことになります。

 

上棟

土台の施工が終わったら、一気に上棟までいきます。

これで雨が降っても一安心。

屋根裏通期スペーサー

こちらは屋根裏です。

真夏の屋根は、直射日光をまともに受けて、高温になります。

放っておくと、どんどん家の中に熱が入り込んでしまいます。

そこで屋根と断熱材の間にこの通気スペーサーで空気の通り道をつくり、

熱せられた空気を屋根の頂上=棟から逃がしてやるのです。

 

簡単に図解するとこんな感じ。

通気スペーサーの役割

太陽に熱せられた空気が通気スペーサーと屋根の間を通って、棟から出ていきます。

すると、軒裏から新鮮な空気が入って、上昇するごとに熱気を帯び、
棟から出ていく、というくりかえしです。

 

断熱材=アクアフォーム施工完了

通気スペーサーの上から断熱材を施工したところです。

 

この寒い時期、真夏の暑さは忘れてしまいますね。

 

あたりまえですが、住宅建築の現場では、真夏のことも真冬のことも考えられた設計にもとづいて、
進められます。

 

工事は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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