建築実例

川崎市中原区 T邸(2014年)

• 用途 / 専用住宅
• 構造 / RC造

敷地面積54m²の狭小地に建つRCの家です。
『地震や水害があっても、安心して長く住める家がいい。だからコンクリート造の家を建てたい！』
現地のすぐ近くには川が流れ、過去には大雨で氾濫することがありました。そこで1階の高さを地上面より1m上げ、もしものときに備えます。上げた分の空間は容積率に参入されない高さ1.4mのピット（凹み）となっています。

住宅密集地の狭小3階建て住宅で特に課題となるのは、限られる広さと採光です。陽の光が入りにくい1階は、思い切って間仕切りのない14帖の大スペースとし、採光と横の空間の広さを確保しました。また、狭い廊下の通行時に邪魔にならないよう、全てのトイレの扉には中折れドアを採用しました。洗濯⇒物干し⇒収納、の洗濯動線を考慮し、お風呂、洗面脱衣所、洗濯機置場は3階に設置しています。