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建築ブログ

07.26 | RC造, 地下室

完成!外断熱RC造3階建てスキップフロアの家@横浜市中区

昨年11月にスタートした外断熱RC3階建てスキップフロアの家。

ようやく完成しました。

古家を解体し、更地となった様子からご紹介いたしましょう。

既にご紹介している通り、南西の角に立地する現場です。

完成した建物はこちら。

総タイル貼りの3階建て。

地下、1階、中2階、2階、中3階、3階にルーフバルコニーまで加えれば、7層にもなるスキップフロアの家です。

横浜市中区といえば、160年以上前に開港し、いち早く西洋文明を受け入れた土地柄。

しかも当地は、外国人が暮らした居留地にも近く、密接した区画に垢ぬけた佇まいが散見される地域。

そんな街に相応しいように、外観だけでなく、室内にもこだわっています。

アールで象った玄関内部は、天井、床、建具、カウンターを全て無垢の木であしらいました。

夜には、ライティングにより、道行く人にも楽しんでいただけると思います。

シューズクロークを兼ねた土間収納もこの通り。

この玄関と左手に薄く見える室内扉の位置は、縦に長い家具などを搬入する場合に備えて、直進できるように設計しています。

こちらは、地下に位置する寝室。

後から家具を追加していこうとすると、どうしてもバラバラとしてしまい、無粋です。

必要な家具は、新築段階で全体のテイストに調和したものを造作しています。

こちらは先にご紹介した玄関に通じるリビング。

左手の壁面は、

コテの跡が残る塗り方で仕上げています。

今回の室内は、内部の壁は主に、コンクリート打ちっぱなしで、それ以外は基本珪藻土を使い、それぞれの場所に応じて塗り方も変えています。

ちなみに、

先にご紹介した玄関は、櫛引風に仕上げています。

こちらがスキップフロアの階段、コンクリート打ちっぱなし部分です。

今回の建物は南北に長く、東西に短い形状で、有効面積を確保するために柱を設けない壁工法で建築しました。

そのため、建物内部、地下から3階までを貫く構造上の壁が必要でした。

通常の3階建てであれば、階段を1列にして重ねれば、そう難しいことではないのですが、スキップフロアだと、階段を2つ並べる必要があります。

このあたりの構造計算を、コストをにらみながらじっくりと試行錯誤を重ねて、内部に強靭な壁を設けることができました。

この厚みの壁が、

地下から3階までを貫いています。

こちらが3階に設けたエアコンとシーリングファン。

地下から1階へ上がる階段を除く、1階から中2階、中2階から2階、2階から中3階、中3階から3階へ、4つある階段をいずれもスケルトン階段として、蹴込み板を取り、空気が流れるようにしています。

さらに、

こちらが、全熱式熱交換換気システム=ダイキン ベンティエールの本体。

夏場は、外の熱の侵入を抑え、冬場は温めた室内の温度が外に逃げないように換気を行います。

ところどころに、

このような換気口と、その先に見える凸部分にダクトを配置して、熱交換換気を行っています。

こちらは、中2階に設けたバスルーム前の脱衣室兼ランドリールーム。

限られたスペースに、わずかな幅の折り畳み式の収納を用意して、

洗濯物を畳んだりするのに便利なカウンター格納しています。

一方で、一日の疲れを癒すバスタイムは優雅に過ごしたいもの。

入浴中に頭を預けられるヘッドレストや、ジェットバス、入浴の合間に腰掛けることができるベンチカウンターも付いたシステムバスを備えています。

その他の詳細については、近くアップする建築実例にてご紹介いたします。

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