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建築ブログ

12.27 | RC造

外断熱RC造4階建ての家@川崎~タイル貼り工事ほか

今年も残すところあとわずかとなりました。

各現場とも多忙を極めておりますが、こんな時こそ安全第一で進めてまいりたいと思います。

早速ご紹介してまいりましょう。

いきなりわかりにくいかもしれませんが、建物外観に寄った写真です。

今回のRC外断熱工法は、ご覧のように打ちっぱなしのコンクリートのまわりを断熱材で覆います。

その周囲を外壁材で覆うことになりますが、断熱材は柔らかく、外壁を留めることができません。

そこでこのようにアンカーをRCの壁面に緊結、固定して、外壁材を取り付けられるようにします。

ビームハール工法といいます。

アンカーにタイルを設置する基盤を固定します。

この基盤の名称が、ビームハールといいます。

このように大きなタイルを載せて、(タイルの下にもビームハールがあります)接着剤で接合します。

きれいに設置できました。

重厚感のある仕上がりです。

こちらは床のタイルを設置しているところです。

左の壁面に赤い線が見えますが、こちらが水平を示すレーザーです。

このレーザーを基準にして、水平を保ったり、勾配をつけます。

モルタルの下地の上にタイルを並べます。

タイル職人さんの手により、きれいに仕上がりました。

ちなみに、先ほどのレーザー光線を発していたのが、左手に直立しているロボット、レーザー墨出し器です。

フロアかわりまして、こちらは打ちっぱなしの床に、モルタルの四角いお団子が並んでいます。

このフロアはカーペット敷きに仕上げます。

打ちっぱなしの上にそのままカーペットを敷いてもよさそうに思われるかもしれませんが、構造躯体にそこまでの繊細さはありません。

カーペットの床も、水平にして、きれいにならします。

このお団子の高さで水平をとるために+3㎝のレベルに揃えてあります。

おだんごが固まった後、モルタルで高さを揃えて均します。

揃える高さがおだんごの上部の面というわけです。

こちらは、コンクリートの構造躯体の上に既に処理がされています。

防水処理ですね。

何のお部屋かというと、

浴室です。

ラウンド型の浴槽、ジャクソン社製 SCARA SWです。

養生されている状態ですと魅力が伝わらないので、カタログの写真をご紹介しましょう、

こちら。

scara_sw

スタイリッシュですねえ。

このジャクソン、ヨーロッパあたりのメーカーと思われそうですが、1982年に創業した日本のメーカーです。

創業者の清水さんという方が、イタリアの高級家具に魅せられ、1970年代にミラノへインテリアデザインを学びにいきました。

圧倒的な歴史の厚みに打ち負かされる中、自分は何ができるのかを考えるうち、日本の肩までつかる風呂文化を生かし、世界に通用するバスタブづくりを目指すことにしたんだそうです。

仕上がりが楽しみです。

こちらは屋上防水の模様です。

黒いシートが防水シート。

最終的にはこのシートを裏返して、コンクリート面を覆います。

この工程は、コンクリートにしっかり接着できるように、糊付けを行っているところです。

プライマーと言われる下地剤を塗布したところ。

コンクリート面にも、しっかり下地処理を行います。

表面が黄色くなっているのは、そのせいです。

きれいに防水シートが貼られました。

右の壁面、青い部分が断熱材で、そのすぐ下がRC打ちっぱなしの状態です。

その下の、きれいなグレーに変色しているところが、防水シートを貼ったところです。

 

4層の建物ですから、タイルを貼ったり、カーペットを敷いたり、防水シートで仕上げたり。

ひとつひとつしっかり作業を行っていきます。

 

工事はまだまだ続きます。

 

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