Loading...

建築ブログ

04.08 | 地下室・地下車庫, 混構造(木造+RC)

地下室地下車庫のある家@川崎市宮前区~断熱材施工まで

地震が多発しています。

先週は、日本全土で震度4以上の地震が4回も発生したそうです。

気象庁のホームページによると、横浜市でも過去30日に震度1以上の地震が11回も起きています。

特に強かったのが、震度6強を記録した3/16の福島県を震源とする地震。(横浜は震度4)

この地震で、福島県内の2つの火力発電所が停止、翌週3/22には予想外の真冬の寒さに見舞われ、電力需給がひっ迫し、あわや計画停電か?という事態まで追い込まれたのは、記憶に新しいところです。

ちょっと心配です。

消防庁や首相官邸のホームページには、家具の転倒防止措置や、安否確認の方法、備蓄の目安など、地震に対する家庭の備えが掲載されているので、一度見直しておいてもよいかもしれません。

なければないでそれに越したことはありませんが、備えあれば憂いなしですよね。

お風呂のお湯も、最後の人が抜くのではなく、翌日、入浴前に新しいお湯を入れる時まで残しておいた方がいいかも、なんて新しい気づきが得られるかもしれません。

 

さて、地下室地下車庫のある家@川崎市宮前区。

こちらは、太陽光発電で自家発電を行い、蓄電池で余った電気を溜めこみ、まさかの停電にも備えています。

将来電気自動車に買い替えた時には、急速充電もできるし、電気自動車を蓄電池に見立て、自宅で活用することもできます。

工事が進んでいます。

型枠撤去

地下のコンクリートが固まり、固定していたサポートと型枠を撤去しています。

砕石敷

コンクリートで締め固められている部分が構造躯体です。

こう見ると、左手には道路との間に溝があり、地下車庫内部はだいぶ下がっていますね。

最終的には土間コンクリートで固めますが、この段階では砕石敷までで留め、段差を無くしておきます。

ある程度フラットにしておけば、重機も搬入できますし、事故も防げます。

仕上げの土間コンは、最後の仕上げに取っておきます。

完了

内部は暗くて見ませんが、これくらいフラットにしておけば大丈夫。

スペースも確保できました。

配管設置

さてこちらは地上部分。

基礎の下には水まわりの配管が設置されました。

土台搬入

上棟に向けた準備が整い、これより土台を搬入します。

基礎パッキン

基礎の立ち上がりの上に、基礎と土台との緩衝材となる基礎パッキンを敷き、土台を載せます。

コンクリートの上に直接土台を載せるとガタつきますし、雨に濡れたコンクリートからの水分が、直接土台に触れてしまいますよね。

とても大切な緩衝材です。

防蟻処理

基礎の立ち上がり(コンクリートでできた立ち上がり)の上にのせる木を土台、その立ち上がりがなくて、金属製の支え=鋼製束の上に載る木材を大引(おおびき)と言いますが、いずれもしっかりシロアリ対策の防蟻処理を行ってから設置していきます。

床断熱材設置

土台と大引きの設置を終えると、格子状に空いた空間にプレカットされた断熱材をはめ込みます。

フェノバボードという断熱材です。

例えば、同じ厚みで、高性能グラスウールと比較すると、2倍の断熱性能の高さ(熱伝導率が低い)があります。

防蟻処理2

断熱材を施工すると、今度は構造用合板を設置します。

その前に、構造用合板にもしっかり防蟻処理を行います。

構造用合板設置

床が設置されれば、安心して上を歩くことができますので、作業がしやすくなります。

「仮」と書いてある床。

これはその名の通り、仮止めをした状態です。

床下には先ほどご覧いただいた通り、配管がおさめられていて、室内とつなぐ必要があります。

その工事を先にやってしまうと、あちこちに穴が開いているような状態になるので、危険だし、気が散りますよね。

なので、まずは上棟することに集中し、上棟が終わったあと、落ち着いてから、この構造用合板を外して作業を進めます。

外す時に、いちいち確認しないで済むように、「仮」と書いています。

足場設置

構造用合板の設置を終えるとビニールシートで覆います。

雨に濡れるのを防ぐためですね。

上棟準備

さあ、準備が整いました。

ここからは一気に上棟まで突き進みます。

ピタゴラス

木材を搬入する際に大活躍するのはお馴染みになりましたピタゴラス。

アームが肘のように曲がるので小回りが利く優れた重機です。

上棟へ

どんどん組み上げていきます。

防蟻処理3

写真は、土台、構造用合板に続いて、3回目の防蟻処理です。

柱と壁の床に近い部分に塗布します。

断熱材施工準備

上棟が終わり、次は断熱材の施工準備に入ります。

天井には野地板と断熱材の間に通気層を設けるために、通気スペーサーを設置しました。

この通気層で、太陽に熱せられた屋根の熱や湿気を棟換気によって吐き出します。

現場発泡吹付中

木造部分の断熱材は、アクアフォームを使っています。

現場発泡の断熱材は、隙間に自然と入り込むので、コンセントやサッシ回りなど、施工が難しいところの施工もとても行いやすいのが特長です。

施工精度が低いところがあると、外気の影響をもろに受けてしまいます。

削ぎ落し

現場発泡作業を終えると、落ち着いたころを見計らい、はみ出したアクアフォームを削ぎ落し、内装材を設置するための準備に入ります。

神奈川で鉄筋コンクリート(RC)の
注文住宅を建てるなら、
一級建築士事務所 奥建設・
奥建築設計事務所にお任せください。
鉄筋コンクリートの強度を活かし、
傾斜地を地下室や地下車庫の用途で
有効活用するプランの
実績が豊富です。

株式会社奥建設
奥建築設計事務所
0120-03-4836

神奈川県横浜市戸塚区
矢部町1828-45
TEL:045-392-3061/
FAX:045-392-3062