今月初め、新しい家づくりの始まりでご紹介した、格子状のルーバーがあるRCの家。
工事が始まりました
こちらが、お建て替え前のお住まいを道路から見たところ。
大谷石の塀と門扉に、生い茂った植栽により、中の様子がよくわかりませんね。
解体すると、
この通り。
建売住宅の開発現場を思わせるような広さがあります。
その奥には、桜などもうかがえる色鮮やかな緑地が広がります。
絶景ですね。
この緑地を、
大きな屋上から眺めるわけです。
屋上を造る甲斐があります。
解体が終わり、きれいに整地できたのは、すっかり桜が散り、緑が濃くなってきたころ。
そのあと、設計やら、許認可関係の手続きやらで時間がとられ、
うっすらと雑草が生えるほどに時間が経過してから、工事がスタートしました。
広い敷地ですので、今回の計画では、地下は造りません。
が、重量のあるRC造の建物を支える基礎を造るために、根伐りを行います。
その奥、簡易的に造った板の塀の向こうに土を盛っているのが見えますね。
これは、基礎の打設を終えた後、一部の空間を埋め戻すために準備している土の山です。
道路側から少し引いて、建築地を見たところ。
右手に見える砂利敷きの位置に建物を建てるように見えますが、この砂利敷きは一時的に造った工事用車両の駐車スペースです。
その左手の鉄板敷きの上を重機が通り、右手奥の建築地の根伐りを行っています。
埋戻し用の土は、先にご紹介した建築予定地の奥に加え、手前にも積み上げています。
なかなかのボリュームです。
基礎の根伐りは、1.2mほどの深さまで掘ります。
これは3/4ほどまで掘ったところの写真。
ところどころ、重機の爪跡が残っていて、固い土であることがおわかりいただけるかと思います。
今回の地盤は、RC造の重量を支えるだけの十分な地耐力があるので、地盤改良工事は行わずに済みました。
約15m×約10m四方の根伐りを終了。
ざっくり、テニスコート半分よりやや広いくらいの大きさがあります。
根伐りを終えた地盤に砕石を敷き、転圧を行い、防水シートで覆って、風に飛ばされないように単管パイプを置いています。
その上に差してある鉄筋は、この後行う捨てコンクリートの厚みを示すために埋めてあります。
美しく、捨てコンクリートの打設を終え、厚みの目安となる鉄筋を撤去しました。
ビニールシートは、雨が降った時に濡れないように養生をしています。
青や赤で示した墨出しに合わせて、配筋を行います。
高さを出しながら配筋を行うために重宝するのが、空気入れのような形状をしたウマと呼ばれる架台です。
この上に鉄筋を載せて、高さを出しながら配筋を行っていきます。
鉄筋の切れ目をつなぐ、圧接作業を行っているところです。
基礎の梁の配筋を終えると、捨てコンの上に床にあたる耐圧盤の配筋を行って、基礎コンクリートの打設へと進みます。
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