いよいよ来月の完成が近づいてまいりました、地下室地下車庫のある二世帯住宅@横浜市神奈川区。
足場も解体され、仕上げの工事に入ってまいりました。
今回は、外まわりの工事からご紹介しましょう。
まずは、着工前のお写真から。
道路から向かって右に見える境界の様子です。
コンクリートブロックが途中まで3段、積み上がっています。
ここに砂利と土を埋めて、お庭を造るため、先の写真の右手側、ブロックが積まれていなかった部分にも、左側と同じ高さになるように型枠ブロックを積んでいきます。
これが完成した状態。
ブロックで擁壁を造り、砂利と土で埋めています。
右手に建物があり、中央にコンクリートがありますが、これは地下の構造を成す部分です。
その左手に、土が見えて、低い型枠がありますが、この部分までを土間コンクリートとして仕上げます。
既存のコンクリートも、雨水の流れをコントロールするために、勾配をつけて滑らかに仕上げていきます。
まずは、既存のコンクリート部分に着手します。
こちらはそれほどの厚みを必要としないので、モルタルで仕上げます。
左手のワイヤーメッシュを敷いている部分はコンクリートを打設します。
こう見ると、左手のコンクリートを打設するときに、右側の既存コンクリートの上にも重ねてしまえばよさそうなのに・・・
と思われるかもしれません。
が、まったく条件の異なるコンクリートを打ち継ぐと、ほぼ確実にひび割れが発生します。
それゆえ、モルタルの左側にエキスパンションジョイントを設置し、縁を切っておきます。
こちらは、先の写真から続く、建物の裏側のコンクリートを打設している模様です。
これで、犬走りが完成します。
犬走りは、雨が降った時に泥が跳ねて外壁を汚すのを防ぎ、建物から雨水を遠ざけることで、湿気対策にもなって、家を守ることにつながります。
道路側、建物の正面にあたるコンクリート打ちっぱなし部分の塗装に着手しました。
左手、三脚の右側に見えるラインを境に、表面の見た目に違いがありますね。
右側は、コンクリートの表面が均一にムラなく仕上っていますが、単調で、打ちっぱなしコンクリート独特の奥深い美しさが感じられません。
それもそのはず、コンクリート打ちっぱなしの仕上げは、まず表面をお化粧でいうところのファンデーションで整えてから、打ちっぱなしらしくナチュラルに仕上げて、最後に保護の目的でフッ素コートを行います。
三脚の右のラインから左手は、そのお化粧が仕上がっています。
ちょっとわかりにくいので、過去の実例を確認しておきましょう。
仕上るとこんな感じになります。
「コンクリート打ちっぱなし」と言いますが、打ちっぱなしのままで、こんなにきれいに仕上がるはずもありません。
違いが分かるように、着色前の写真をもう一度。
コンクリートの打設を終え、型枠を外したままの状態です。
打設自体は美しく仕上っているのですが、見た目という意味では、なんとも心許ないもの。
それらしく見えるように、キチンとお化粧をして、耐久性を高めるための仕上げも行います。
その甲斐もあって、建築後、数年経過したお宅を拝見することがあるのですが、美しい状態をキープできています。
さて、内装も仕上げ工事に入っています。
壁の下地調整を終え、クロスで仕上げます。
リビングの正面は、タイルで仕上げます。
仕上がるとこんな感じでしょうか。
部分的にタイルを用いるだけで、雰囲気が大きく変わります。
こちらは地下の玄関ホール。
正面のニッチにもタイルをあしらいます。
仕上がるとこんな感じに。
大切なお客様をお迎えするのにふさわしいエントランスに仕上がると思います。
住宅設備機器の搬入もどんどん進んでいます。
こちらは、キッチンのパーツ。
仕上るとこんな感じ。
約50年前に日本で初めてシステムキッチンを開発したクリナップのフラッグシップモデル”CENTRO”(セントロ)です。
工事中につき、まだヴェールに包まれているので、詳細は追ってご紹介したいと思います。
こちらは、仏壇を置くためのスペース。
無垢のナラを使った手作りの家具です。
次回のご紹介では、ほぼ完成した室内をご紹介できるかと思います。
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