前回3/10にご紹介した、「地下室地下車庫のある家@青葉区」の続報です。
前回は、地盤改良の工事までご紹介しておりました。
言わずと知れていますが、円形が地盤改良の跡です。
固い地盤まで、電信柱のような柱が、土中に埋まっていると考えていただければ良いかと思います。
こちらは地下の地盤面です。
柱と柱の間に厚み15㎝の砕石を敷いて締め固めています。
砕石を敷いて固めておくことで、地盤が安定し、平坦になります。
地盤を固めて安定したら、防湿シートで覆い湿気が上に上がらないようにします。
こちらは地下の防湿シート。
こんもり盛り上がった丘の上に、鉄筋のような棒が見えます。
これは捨てコンの厚み=5㎝を正確に測るためのスケールです。
地上から捨てコンの打設を行っています。
こちらが地下の捨てコンです。
先程確認した、厚みを測るスケールは既に撤去されています。
捨てコンが固まり、配筋の位置を示す墨出しが完了したところです。
捨てコンの上に細い棒が置かれています。
これは鉄筋サポートといい、上部に配筋される鉄筋を、上の穴に通して固定させ、持ち上げた状態で配筋を行います。
配筋が完了しました。
間口約11mある地下ですので、かなり広く感じます。
10トントラックの長さが12m程と言いますから、ほぼ同じくらいです。
コンクリート打設工事に入る前に、スランプ試験を行います。
上から生コンを落して、どれだけコンクリートの頂部が下がったかを測ります。
下がれば下がる程、ゆるい=流動性が高くなります。
一般的に、生コンの水分割合が増え、ゆるくなればゆるくなるほど、強度は弱まりますので、あまり生コンの頂部が下がらないほうがよさそうに感じられるかもしれません。
しかし、流動性があまりに低い生コンを使うと、先ほどご覧いただいた鉄筋の中にうまくコンクリートがまわらないなんていうことが起きてしまいます。
配筋が密な建築物は、比較的流動性の高い生コンを使い、ダムなどの大規模で配筋の間隔が広く、高い強度を求めるものは流動性の低い生コンを使う、といったように用途に応じて使い分けます。
というわけで、生コンの打設が始まりました。
生コンが配筋全体に行き届くように丁寧に打設工事を行います。
美しく地下のスラブ=床が仕上がりました。
工事はまだまだこれから。
感染拡大防止策を講じながら、安全第一で続けてまいります。
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