前回、地下のコンクリート工事から、1‐2階木造の基礎工事までをお知らせした、地下室のある家@横浜市神奈川区。
工事が進んでおります。
青がお水、ピンクがお湯。
グレーの塩ビ管は排水管で、手前から、キッチンの排水、お風呂、洗濯機と3本枝分かれしていて、右側の本線につながります。
それでは、一番手前の塩ビ管につながっている茶色い細い管は何でしょう?
はい、お解りですね、食器洗い洗浄機の排水です。
それではもう1問。なぜ、洗浄機の配管だけ、ほかの塩ビ管と違う種類なのでしょう?
それは、洗浄機に使われるお湯の温度は、ほかに比べて温度が高いから。
洗浄するときは40~50℃ですが、最後のすすぎの際にはMAX80℃くらいまで上がります。
通常の塩ビ管は60℃以下での使用が前提となっているので、耐熱用の配管を使っています。
鋼製束を配し、土台と大引を設置しました。
奥に行くほど赤っぽく、ウエットな感じに見えます。
右奥にいらっしゃる職人さんが、防蟻処理をしているからです。
土台と大引の上に置く、構造用合板にも防蟻処理を行います。
この防蟻処理は、片面のみ、床下面だけに塗布します。
床を設置する前に、断熱材をはめ込みます。
床組を終え、いよいよ上棟に向けて、柱を取り付けます。
現場は通路の奥にあり、通常のレッカー車で作業するには、周囲が障害物に囲まれ、やや奥行きも不足気味。
そこで登場するのがピタゴラスクレーン。
竿の途中が折れ曲がるので、小回りが利きます。
屋根を設置するまでは、どんどん組み上げていきます。
最上部に斜めにかかっているのが屋根が乗る垂木です。
垂木の上に野地板が乗りました。
野地板と野地板が八の字に合わさる頂上部分に隙間が空いています。
これは、壁や屋根に設ける通気層から、熱気や湿気を抜くための棟換気を行う換気口です。
防水の役割を果たす、ルーフィングを施工して、最後に屋根を葺きます。
これで一安心。
一番高い棟にのせてある板金に穴が開いていますね。
これが棟換気用の換気口です。
壮観ですね。
一番高いところ、左上から右斜め下に貫いている木を棟木(むなぎ)といいますが、その上を見ると黒い線のように影が見えると思います。
棟換気の隙間が空いていて、その上に棟板金がかぶさっているので、陰になって黒く見えています。
その棟換気口までの空気の通り道を確保する通気スペーサー=アクエアーシルバーを取り付けました。
この写真では見えませんが、上面にはアルミコーティングがなされており、夏の強い日差しによる熱を遮断する機能も持っています。
軒裏の奥のほうに、木で囲った窓枠のような造作が2つあるのがお分かりいただけますでしょうか?
これが空気の取り込み口となって、通気スペーサーの内部に入り、余計な熱や湿気を排出します。
こちらはバルコニーにFRP防水を施している様子。
FRP防水は船舶やプール、屋上の防水などでも使われる、強靭で対候性の高い防水方法です。
しっかり仕上がりました。
建物を支える工事は、ほぼメドが立ちました。
これより外装、内装工事に入ります。
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