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建築ブログ

07.01 | 地下室・地下車庫, 混構造(木造+RC)

地下室地下車庫のある家@川崎市宮前区~外構工事ほか

前回、外壁まわりの工事を終え、足場の取れたところまでをご紹介した地下室地下車庫のある家@川崎市宮前区。

今回は外構工事の模様から。

壁カット

今回の現場は、古い擁壁の一部をそのまま利用しています。

ですが、この擁壁、道路に面しているところが少々幅広です。

上から見るとこんな感じ。

この凸部を削っています。

さらに、建物正面、既存の状態そのままだったコンクリート部分を解体します。

解体中

この下に、排水するための配管を通します。

撤去

ちょうど三角コーンの上部に見える円柱が旧排水桝の一部です。

当時はコンクリートで造られていましたが、今は塩ビ製が主流です。

完了

コンクリートの破片を取り除き、室内と外部の配管をつなぎます。

捨てコン

この外構部分に捨てコンを打ち、外構工事にかかります。

墨出し

新たに配筋を行うための墨出しを行います。

さて、この部分に何をつくるのか?

模型で振り返りましょう。

アールの外構

そう、アールの外構です。

前の写真に戻って、もう一度墨出しの画像を見ていただくと、直線でないことをご確認いただけると思います。

このアールの右端が、

現況

この、途中になっているコンクリートの壁から飛び出している鉄筋につながります。

配筋

こんな感じで。

意匠性を高める役割を担いますが、玄関の正面を覆うことで、目隠しの役目も果たします。

ドアを開けた時に通行人の方と目が合ってしまって気まずいとか、家の中を見られてしまうようなことを防げます。

打設中

床部分にコンクリートの打設を行ってから、

型枠設置

曲面の型枠を設置します。

内部

型枠は今回の塀に合わせたものを使用していますが、その型枠を固定しているパイプは、直線のものをしならせて固定しています。

本来の単管パイプは鉄製ですが、鉄では曲がらないので、こちらも塩ビ製です。

上から

上から見るとアールの曲線が良くわかります。

そろそろ外構部分も完成に近づいてまいりました。

 

内装も工事が進んでいます。

室内

これはスパイスニッチのあるキッチン。

システムキッチンが据え付けられる前の状況です。

下部に配管が見えますね。

左からガスコンロ、作業台、シンクのレイアウトで組付けが行われます。

搬入

ドドーンと到着しました。

しっかりと養生されていることもあり、リビングがいっぱいになるほどです。

パネル設置

キッチンパネルを下地に貼って、組み立てます。

完了

仕上がってまいりました。

タイル貼り

リビングの壁はタイル貼り。

マルシカセラミックスという愛知県の三州瓦メーカーが、世界各国から洋瓦やタイルを輸入しています。

その中のスカピフランという天然大理石をお選びいただきました。

自然石なので、色調や模様にばらつきがあるのはもちろん、サイズや厚みもまちまち。

職人さん泣かせのタイルですが、お色味も凹凸も、一つ一つ表情が違う自然石のタイルで埋められた深みのある壁面は、新築時だけでなく何年か住み続けた後も、古びれることなく無垢の木のように変化していく様を楽しめると思います。

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