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建築ブログ

11.10 | 混構造(木造+RC)

RC造+木造=混構造の家@横浜市戸塚区~上棟まで

1か月ほど前に、壁の配筋が始まったところまでをご紹介した、1階RC造+2階木造=混構造の家@戸塚区。

今回は上棟までの模様をご紹介します。

配筋中 正面

2階床の型枠をサポートが支えているのがよくわかると思います。

これより、右側のトラックに積まれている足場を設置します。

配筋中 上から

2階に上がりやすい状態にまで足場を設置したところで、床の配筋を行います。

完了

配筋作業が完成しました。

右側のアールに沿って、設置されている配筋は、テラスの手すり壁となるパラペットの骨組みです。

正面から見るとこんな感じ。

型枠設置完了

型枠が設置されると円筒のような形状がはっきりと認識できます。

スランプ試験

さて、これよりコンクリートの打設に進みます。

前々回のブログでご紹介したコンクリートの硬さをチェックするスランプ試験。

スランプ 20.5㎝

スランプ20.5㎝というのが筒を抜いた後、コンクリートが沈んだ長さになります。

前回のものと比べて見ましょう。

スランプ比較

写真の下の方に、生コンが潰れているのがわかりますか?

左側は、それほど潰れていませんが、右側はかなりベチャッと潰れているのがわかると思います。

左側が元あった位置から15.5㎝潰れた、右は20.5㎝潰れたということで、右のほうが柔らかいコンクリートだということです。

なぜかというと、

打設中

今回のコンクリートは、3〜4mほども高さのある壁を打設するからです。

前回のスランプ15.5㎝の生コンは、基礎の平面と立ち上がりのコンクリートを一回で打設するために、硬いコンクリートを使いました。

今回同じような硬いコンクリートで打設すると、ジャンカと言われる打設不良を起こす可能性が高くなります。

ジャンカ(参考写真です)

これがコンクリートの打設不良=ジャンカと呼ばれる状態です。

このようなことにならないために、施工する場所に応じてコンクリートの硬さを調整し、打設を行います。

完了

きれいに打設が終わりました。

時間を早送りして、型枠が外れたところまで進めると、こんな感じ。

壁面型枠解体

ちょっと遠くてわかりにくいかもしれませんが、とてもきれいに仕上がりました。

室内側の型枠が外れるのはもう少し後の工程になりますが、そちらの様子もご紹介しましょう。

1階内部の型枠解体

天井や壁面の一部は、鏡面のように仕上がっています。

う〜ん、美しい。

 

立ち上がり打設

ある程度固まった状態で、木造の土台が載る立ち上がり部分のコンクリート打設を行います。

この工程が終わると、

配管設置

2階木造部分の下に配管を行います。

湿気が飛んで、真っ白になったコンクリートの表面、とてもきれいです。

 

ちなみに配管は、青がお水、オレンジがお湯、白が電気関連です。

 

土台設置

この立ち上がりの上に土台を載せ、

断熱材設置

断熱材を設置します。

ここから一気に上棟へ!

上棟へ

上棟に合わせて、足場も高くなりました。

今回のお宅も、軒が深めなのがわかりますね。

夏の暑い日差しを遮り、冬は陽が低いので取り込みたい光の邪魔になりません。

雨が直接壁にあたるのを防ぐ効果がある上、何より見ための重厚感が増します。

ルーフィング

屋根を葺く工事をしている頃には、陽が落ちてきてしまいました。

現在の横浜市、日没時刻は16:40頃。

昼間の時間が短くなりました。

上棟完了

工事が終わるころには、陽も落ちて照明を灯しての作業となりました。

屋根を支える垂木が、ライトアップされた荘厳な寺社の建築物のようにも見えますよね。

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