本年も残すところあとわずかとなりました。
当社は、12/27より新年1/5まで、年末年始休暇をいただきます。
その間にいただきましたお問い合わせにつきましては、1/6以降に対応させていただきます。
お客様にはご不便をおかけすることもあるかと思いますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
さて、年末のお引渡しを予定している、地下室地下車庫のある二世帯住宅@横浜市青葉区。
仕上げに向けた工事の模様をご紹介しましょう。
まずは、組み付けの終わったキッチンから。

日本の高級キッチンメーカー、キッチンハウスのセカンドライン、グラフテクトのキッチンです。
高さのある吊戸棚は、取り出しにくいもの。
高さを抑えて機能性とデザイン性を重視し、上部には光を採りこむ窓を設置しています。

こちらは玄関の土間部分。
タイルで仕上げます。
タイルで仕上げる場合の下地にはバサモルタルを使います。
通常のモルタルに比べ、水分量を抑えたバサバサのモルタルです。
固まる際に収縮しにくいので、ひび割れが起きにくいという特長があります。
タイルが収まるとこんな感じ。

ん~、マットな質感のブラックのタイル、とてもいい感じです。
視線を上に移すと、

ぐるぐるっと回っている吹き抜けになっています。
こちらは、地下に位置する玄関ですが、上から光が差し込みます。

さて、こちらは新設した地下車庫の仕上げ工事。
地下車庫の床は、建物の構造の一部とする場合には、このような仕上げ工事はありませんが、今回のケースでは構造上の床面はこの下にあります。
このような場合は、工事中のキズや汚れがなるべくつかないように、最終に近い段階で打設を行います。
ちなみに、構造の一部がそのままガレージの床になる場合は、しっかりと養生をした上で、工事を進めます。

完了しました。
奥に見える音楽室に据えた2つの窓から、愛車を眺められるようになっています。

こちらは外階段の配筋を終えたところ。
これから蹴上げ(=垂直の面)部分に型枠を設置してコンクリートの打設を行いますが、階段の構造は一段一段が独立しているわけではなく、ジグザグを支える底の部分は下から上までつながっています。
ということは、ドロドロとしたコンクリートを打設する際には、重力が働くので下へ流れる力が働きます。
それを意識せず、均等に打設を行っていくと、上の段から下の段へ、コンクリートが想定よりも多く流れてしまいます。

そのようなことをケアしながら、下からゆっくりと打設を行っていきます。
上からある程度流れてくることを想定して、下の方には最初から100%の量を打設せずに、流れてくる分を計算に入れながら打設を行っていきます。
このあたりは経験を積んでいないとなかなかできる技ではありません。

無事に打設を終え、ノンスリップタイルを設置。

最後にモルタルで仕上げて完成です。

外構部分のコンクリート打設工事も準備完了。

日没時刻が最も早い季節になり、打設を終えたころには暗くなってしまいました。
気温が低いと、硬化にかかる時間も通常より余計にかかります。
さあ、完成までもう少し。
最後の仕上げにかかります。
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