日本経済新聞7/15の記事で、こんな記事が紹介されました。

東急不動産が竣工予定の物流施設に3Dプリンターを使ったパークを1日半で完成させたというものです。

今回の3Dプリンターを使ったパークは、6本の柱にネットをかけた簡易なものですが、

施工を請け負った兵庫県西宮市のセレンディクスさんでは、今期、3Dプリンター住宅で36棟の受注があり、5年後には1000棟の建設を目指すのだそう。
この会社の3Dプリンター住宅が、今年2月の日経アーキテクチャに紹介されていました。

延床50㎡、竣工時間48時間、税別550万円。
震災にあった石川県珠洲市で、1棟目を竣工。
他にも駅舎や大阪万博の管理棟などにも利用されているそうです。
小規模な建築物には、安いし納期も短いのでニーズがありそうと思いきや、自由に設計できる延べ床100㎡、フリープラン6000万円という高額なプランも登場。

こちらは、熊本県のリブワークさんが建てています。
土を主原料とした3Dプリンター住宅で、住宅版テスラ=未来の家を開発する、と発信しています。
ここまでは、いずれも平屋建ての3Dプリンター住宅ですが、2階建ても紹介されています。

とはいえ、こちらの3Dプリンター住宅は、構造そのものを出力するのではなく、モルタルで出力した壁を型枠とする鉄筋コンクリート造です。
スラブ床も3Dプリンターで出力してクレーンで吊り上げて取り付けます。
宮城県栗原市のスタートアップ、築(KIZUKI)さんを中心としたプロジェクトです。
ご紹介した事例は、神戸や熊本、宮城といった地方が中心ですが、川崎市でも3Dプリンターを使った建物があります。

溝の口駅からほど近い商業施設「MAZAKA」。
こちらは、複雑な形状をした屋根の型枠を3Dプリンターで出力した鉄筋コンクリート構造。
数百枚もの樹脂製型枠を使って50メートルを超える曲線の大屋根を形成しています。

建物用途は、オフィスやショップ、飲食店で、屋上は緑が植えられた緑道が整備されています。
8月には入居が始まる予定だそうです。
3Dプリンター住宅といえば、初めにご紹介した小規模かつシンプルな形状で、建物そのものを出力する建築物というイメージがありました。
ところが、フリープランのハイグレードな注文住宅だったり、独創的な形状を出力できる強みを生かして、円筒に近い2階建てを建築できたり、複雑な形状を実現するために型枠のみを3Dプリンターに依存するなど、用途が広がっています。
ますます進化するであろう3Dプリンター住宅、引き続きウォッチしていきたいと思います。
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