「地下室は湿気が多くて大変なのでは?」と、お客様からよくお問い合わせをいただきます。
なぜ、地下室は湿気が多くなるのか?
それは、湿気をたっぷり含んだ土の中に埋まっているから。
「とはいえ、コンクリートが水を通さなければ、関係ないんじゃないの?」
そう思われる方、少なくないと思います。
しかし、それは間違い。
コンクリートには、微細な隙間があり、水分がジワジワと浸透していきます。
雨が降れば、地下周囲の土に雨水が染み込みます。
地中に達した雨水は、なかなか乾きませんので、地下内部の土は常に水気を含んでいます。
雨が降った直後だけでなく、地下のコンクリートは常に水気にさらされることになります。
そうすると、その水分はコンクリートに浸透し、室内にその湿気を撒き散らすことになります。
さらに、湿気をたっぷり含んだ地下室で暖房して、室内とコンクリートの温度差が発生すると結露が発生、カビやダニの温床となります。
このような事象が取り上げられることから、「地下は湿気が多くて大変!」という話が取りざたれるのだと思います。
当然ながら、このような事象をそのまま放置するはずはありません。
当社が地下室の工事をする際には、根伐りを行い、山留工事を行った後、

湿気が上がってこないように、床を防水シートで覆ってから捨てコンを打設します。

捨てコンの下に白いシートが見えると思いますが、それが防水シートです。
この後、壁面を断熱材で覆います。

壁面を薄いピンク色の断熱材で覆っているのがわかると思います。
このあと、壁に設置した断熱材を防水シートで覆います。

暗幕のような黒い防水シートで断熱材を覆いました。
中央やや左、光があたっているところに均等に配置された点が見えます。
この壁面には、この後型枠を設置するためのセパレータを固定する金物が無数にあります。
こんな感じで。

この穴からも水が入る恐れがあるので、

このように、金具の周囲にパッチを取り付け、水の侵入を防ぎます。
全ての金具にやるのでなかなか大変な作業です。
その後、コンクリートを打設して、型枠を撤去してから

コンクリートの内側にも吹き付け断熱を行っています。
このように、地下を取り囲む土からの水気を防水シートで遮断しつつ、断熱もダブルで行うことで、湿気と結露を抑えています。
ちなみに床の断熱材はこちら。

厚み5㎝の断熱材の上に床材を貼り、下からの冷気をシャットアウトします。
ちなみに、地下の温度は地中に潜るほど温度差が無くなります。
こちらは環境省のサイトから転用した画像。

10メートル潜ればほぼ温度は一定とありますが、地下の床面となる3メートル程度でも夏冬の温度差が大幅に減少するのがわかります。
そう考えると、地下の床面よりも地上に近い壁の方が断念性を高める必要があるということがお分かりいただけると思います。
住宅の天敵は水。
特に地下を活用する「地下室地下車庫のある家」は最大限の注意を払って設計施工を行っています。
とはいえ、施工直後の数年は、施工時の水分がコンクリートに含まれていますし、ドライエリアがあるとはいえ、地上階に比べれば窓も少ないので、エアコンのドライ運転や除湿機などをうまく活用して快適な状態を保つように心がけていただく必要があります。
神奈川で鉄筋コンクリート(RC)の
注文住宅を建てるなら、
一級建築士事務所 奥建設・
奥建築設計事務所にお任せください。
鉄筋コンクリートの強度を活かし、
傾斜地を地下室や地下車庫の用途で
有効活用するプランの
実績が豊富です。
神奈川県横浜市戸塚区
矢部町1828-45
TEL:045-392-3061/
FAX:045-392-3062