たまたま住宅の業界紙である日経ホームビルダー2015年3月号(今月号)の表紙に
『住宅の買い時は?』というキャッチを見つけました。
消費税が8%に上がってそろそろ1年が経過します。
増税のお話もひと頃より話題にならなくなったように思います。
でも、2年後の2017年4月には、10%になることが決まっています。
さてそんな中、皆さんはいつを買い時と考えているのでしょう?
興味がありますね。
中を覗いてみましょう。
青が新築、ピンクが中古です。
一番多いのは、消費税が10%に上がった後。ん?ほんまかいな・・?
記事では、『まだ時期を決めていない顧客が暫定的に回答したものだろう』と紹介しています。
そうでしょうね、好きこのんで増税後を選ぶ方はいないでしょう。
それを差し引くと、今から半年後の今年10月から来年3月までに契約したいという方がもっとも多く、
8%の消費税が適用される直前の16年4~9月に契約しようと考えている方は、増税直後に続いて
少なくなっています。
グラフ左上にもあるように、『極端な駆け込みは避けているよう』ですね。
ここ数年、お盆休みやお正月休み最終日の渋滞が緩和して、最終日の前日の方が混むようになったのと
現象としては似ていますね。
さて、なぜ皆さん駆け込みを避けようと考えているのでしょうか?
関係のありそうな記事を、過去の同誌から見つけました。
消費税が上がった2ヶ月後の2014年6月号。
この9か月前の2013年9月末までに請負契約をすれば、2014年4月以降に引渡しを受けても
消費税5%の適用となりました。
この表紙の見出し中央部にヒントが。
消費税の駆け込みにより需要が急増し、コストが上がってしまったんですね。
その記事も覗いてみましょう。
左が資材価格で、右が工事費の推移です。
13年3月以降、月単位になっています。
左のグラフ、東京の資材を見ると、それまでも上昇基調ではありましたが、7月から9月まで急上昇。
少し落ち着いて、14年1月からさらに上昇していますね。
右の工事費も、2013年9月に基礎工事と電気工事がググッと上げています。
このように、消費税の上昇だけであれば、9月末までに請負契約を済ませれば・・・
ということになりますが、その駆け込みによる資材と工事費の上昇は、駆け込み期限より前に来るので、
余裕をもって前倒しで決めよう、という方が増えているのではないでしょうか?
焦っていいことはありませんから、何事も余裕をもって進めたいものです。
当社が得意とするRC住宅や混構造住宅は、木造に比べて工期が長くかかります。
木造は4~5ヶ月と言われていますが、RC住宅や混構造住宅は半年から9ヶ月ほど。
さらに、構造計算が必要ですので着工までの準備期間も余計に必要です。
計画スタートからご入居までは、概ね1年ほどかかるでしょうか。
あまりせっつくようなお話はしたくないのですが、いずれ建てるのであれば、これから半年位の間が
余裕をもって進められる良いタイミングと言えるのではないかと思っています。
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