昨日はひどく寒かった、雪も降りましたね。
でも3年前のこの時期、2週連続で降った大雪に比べれば・・・。
雪が積もると現場は動かなくなります。
現場が止まると様々な影響が出、結果工期が遅れ、お客様にもご迷惑をおかけすることになります。
そう思うと今年はまだましですね。
でもこの寒さの中の現場仕事はなかなかのきつさです。
今日も一日、安全第一で参りましょう。
横浜市港北区で進めている、地下室地下車庫のある平屋建て。
前回は、根切の途中までご紹介していました。
現場は進みまして、掘削・山留を終え、基礎工事からご紹介してまいりましょう。
もとの古屋があったこの状態から、
ここまで進みました。
山留をしながら掘り進み、不要な土を排除して砕石をまき、転圧を終えたところです。
なにやら、均等に針が刺された状態になっているのがお分かりいただけますか?
よく見ると、上部に白いものが巻かれ、中央部に白い印がかかれています。
上部の白いものは、それがないと敷石と同化してしまい、踏んづけたり、まさかの転倒などが起きると
危険ですので、養生のために巻いています。
目的を果たすのは中央の印。
このあと、墨だしをするために、捨てコンという作業に入りますが、捨てコンを均等の高さ
に仕上げるために、印をしています。
湿気が上がらないように、防湿シートで覆います。
この時にも一つ一つシートからあたまを出します。
捨てコンの打設化完了しました。
レベルを合わせて仕上げているので、遠目から見てもきれいに平らに見えます。
目印が何もなければ、こうは仕上がりません。
数日経過後、墨だしを行いました。
建物の正確な位置を記しています。
これより、配筋の作業です。
写真のように、鉄筋をつなぐ圧接という作業を繰り返しながら配筋を行います。
整然と配筋が行われました。
これが『地下室・地下車庫のある家』の配筋です。平屋なのに頑丈そうでしょ?
地下をコンクリートでつくると、これだけ頑丈な家になります。
さてこの写真、右側の車庫部分と背の低いコンクリートパネルで隔てているのが分かります。
この壁はいったい何のためにあるのでしょう?
わかりますか?
コンクリート打設中も奥の方で、左と右の高さを分けようとしている様子が分かりますね。
打設完了です。
この壁低いように見えますが、その高さ20㎝。
A4サイズの短辺と同じほどなので、見た目よりあります。
しかも奥のほうからずずずいっと。
正解は勾配をとるために高低差を付けるための壁だったのです。
わかりやすいように図で説明しましょう。
一般的な家の場合、道路面より少し高いところに立てますので、
生活排水は普通に配管を通って上から下へ流れていきます。
しかし、地下室地下車庫のある家の場合、下水と地下の高低差が少なくなります。
おまけに、ドライエリアという、採光と通気を確保するスペースをつくるのですが、
これは道路から遠いところに作ることが多いのです。
そうすると、雨水が地下に落ちるところから、下水までの距離が長くなるので、
必要な勾配をとるための高さがより必要になるというわけです。
そのための20㎝の壁でした。
でも、地下室地下車庫のある家の多くは、地下の床面より道路のほうが低いケースが
多いのでまだ勾配がとれます。
しかし、平地に地下室をつくる場合は、勾配がとれません。
そんな時はこうなります。
そう、モーターで汲み上げるのです。
水は低きに流れます。
地下の活用を考えるときには、水の管理がとても重要です。
工事は進みます。
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