建築ブログ

10月度　新設住宅着工数速報

昨日の事ですが、2か月前の新設住宅着工戸数が発表になりました。

日経新聞12/1朝刊

4か月連続で前年同月を下回りました。

『賃貸住宅の供給ラッシュ！』の反動かな？なんて思ったものの、
賃貸住宅の減少幅も前年比4.8％減でした。

持ち家住宅も、5か月連続減で、4.8％減、

分譲住宅も2か月連続で、4.8％減

と、判を押したような結果になりました。

総選挙が行われたのが、10/22。

当時を思い起こせば、小池都知事の『排除』発言が飛び出した、9/29から
自民党圧勝ムードとなり、10月以降株価は右肩上がりとなりました。

着工戸数は、役所に届けられた時点でカウントするものですし、
そのための準備期間も必要ですから、現時点の3か月ほど前の市場の状況を反映したもの
といえるかもしれません。

ですから、こんな勢いのあるムードを感じる前と考えられそうです。

ちなみに、4.8％減となった分譲住宅の指標。

届け出に時間のかかるマンションは16.9％の大幅な減少でしたが、
建売住宅は＋５％と、唯一のプラスでした。

不動産会社が施主なうえ、サイクルも早いものですから、
先行指標なのかもしれません。

さて、これからどう動いていくのでしょう。

物価の上昇が感じられる今日この頃、
動いている方が増えているように感じます。

こんなお話も、折を見てご紹介していければと思います。