本日の日経新聞朝刊に載っていた記事です。
これまで2度、増税を見送ってきましたが、3度目の正直、いよいよ次はやるみたいですね。
ここのところ、いかに増税前後の需要のヤマ、タニを平らにするか、議論が盛んのようです。
この記事は、『増税後も大して値段が変わらないのに、今買わなければ損!というあおり
販売をやめさせることができないか、政府内で議論されている』という内容でした。
確かにその通りと思わせる商品もあります。
例えば、マンションや建売住宅といった不動産。
不動産の価格は、原価を積み上げるというよりも、『この値段なら売れるだろう』
という、相場で決まります。
不動産を売却したことがある方なら、わかると思いますが、中古住宅を売る場合の査定でも、
モノを言うのは、近くで似たような物件がいくらで取引されたか、なんです。
それに加えて、市況が値上がり傾向なら上げますし、弱含みなら、少し下げる。
売り手と買い手、需要と供給のバランスだけで価格が決まりますから、
消費税はほとんど関係ありません。
総額の中の、消費税分の割合が増えるだけ。
だから、増税前に今買わないと消費税が上がって損ですよ!というのは、
セールストークでしかないと思います。
しかし、注文住宅の場合は、全て積み上げていきます。
コンクリート、鉄筋、木材、大工さんの手間・・・。
必要なものをぜ~んぶ買って、それに消費税が加わります。
その消費税が2%分上がるということですから、ダイレクトなんです。
もちろん、この部材の値段も需要と供給で決まりますので、
増税間近に駆け込み需要が発生すると急に上がる場合があります。
ですから、注文住宅の場合は、増税前の駆け込み需要が発生する前に
よくよく検討して、結論を出すのが一番賢いと思います。
結論を出すというのは、『やめる』という結論ももちろんありです。
意味なく、時間ばかり過ぎるのが、この時期いちばんよくありません。
増税まであと1年3か月ちょい。
建築の場合は、引き渡しに時間がかかるのであれば、その半年前までに契約する必要があります。
決断できない理由がないのであれば、そろそろ結論を出すべきだと思います。
不明点などありましたら、お気軽に建築相談室まで、お声掛けください。
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