最近古い家を生かして素敵に暮らす、という記事を目にする機会が増えたように思います。
本日の日経新聞、THE STYLEでは、イギリスの改築事情について、3ページにわたり紹介されていました。
写真は約200年前に建てられた石造りの教会を全面改修した家。
1600万円で購入して、その倍の修繕費をかけて、より良い住まいに作り上げたんだそうです。
イギリスでは、住まいの改修文化が根付いていて、改修で不動産価値を高め、より高額の物件に買い替えるスタイルも一般的なんだとか。
それゆえ、ロンドン市内で家を持てる層は、たいていの人はデザイナーを雇うんだそうです。
例では、6億円で購入した家を3億円で改修し、現在の評価額は15億円にもなる家が紹介されていました。
日本ではなかなかこのような文化が根付くとは思えませんが、今ある家を再生して長く快適に使うという文化がもう少し根付いてもよさそうですよね。
というわけで、前回完成の報告をさせていただいた、「一戸建てリノベーション@横浜市都筑区」。
これまでの完成までの道のりをご紹介しておきましょう。
こちらが工事前です。
右手に車が止まっていますが、道路までの専用通路があります。
玄関前から撮影したところです。
赤枠で囲っていたところは、和室だったのですが、靴も洋服もその他いろいろなものを収納できるお部屋に改装します。
収納にするには、窓よりも壁のほうが都合が良かったりするので、この出窓は撤去して壁にします。
また、カーポートも覆っている面積がやや小さいので、交換します。
出窓を解体して、壁をうめたところです。
出窓が撤去され、大型カーポートが設置されました。
せっかくカーポートを造るなら、ちょっとくらいの雨であれば、汚れないほどのもので覆いたいものですよね。
20年の歴史を感じる屋上です。
こちらも再生。
愛着のあるお家が、きれいに生まれ変わるのはいいものです。
新築時もいいけど、自分の家がきれいになるのも、とってもいい!
さて、内部です。
カウンターの壁、猫ちゃんの引っ掻いた跡が生々しいですね。
引っ掻きやすい工夫もたくさんしました。
このカウンターは壁にして、裏側をパントリーに、こちら側にアイランドキッチンとダイニングテーブルを兼ねた、ダイニングキッチンに生まれ変わります。
まずは撤去から。
スケルトンリフォームですから、内壁まですべて撤去します。
床暖房を設置するので、一部の床をすべて撤去し、床暖房のあるところとないところの段差をなくして、すっきりしたインテリア空間を実現します。
外気の暑さ寒さをシャットアウトする断熱材を施工します。
断熱材の上に板を敷き、床暖房の資材を敷いたところです。
この上からフローリングをするのですが、左手の既存の床と高さを合わせています。
これでフラットな床を造る下地までが完成しました。
新しい床材(アフリカ産イロコ材床暖房用)を施工しています。
こちらは1階の壁と天井の断熱工事です。
上の階に部屋はなく、下屋になっています。
先ほど猫ちゃんの引っ掻き後があったカウンターキッチンとほぼ同じアングルです。
キッチン収納の壁面になります。
時間が前後していますが、1枚前のアングルを少し引いたところから取ったものです。
収納設置前の写真ですね。
天井に穴が開いているところにレンジフードが来ます。
ということはその下に、IHが来るということ。
部屋のど真ん中ですね。
これがその下に来るアイランドキッチン。
ど真ん中に来ます。
IHの下が開いているように見えるのは、
テーブルになっていて、足が入るようになっているからですね。
こちら、パナソニックのL-classという商品です。
広告用の写真はこちら。
同じアングルでは撮れませんでしたが、この商品 Irori Diningの 「使い心地も、居心地も、もっと上質に」 を実現できていると思います。
「リフォームする前に、よく鉄板焼きとかをやったんだけど、油が飛ぶでしょ?シャンデリアとか壁が汚れちゃうのが嫌だったの。これなら換気扇が真上にあるから。高齢になって足腰が弱っても、これなら座って炊事ができるでしょ?まだ出たばっかりみたいなんだけど、インターネットで見つけて、これだ!と思ったわ」。奥様のお言葉です。説得力がありますね。
最後に、2階から屋上に上がる階段上に取り付けたキャットウォークを。
お施主様もまだ、このキャットウオークで遊んでいるところを実際にご覧になったことがなかったようで、
「遊んでくれていますか?」と聞くと、
「う~ん、まだ見ていないけど、毛が落ちているから、遊んでいるんじゃ・・・?」なんて会話をしていたところ、上からノソノソと。
「おー、来た!しっかり遊んでいる!」
という、絶妙のタイミングで撮影した1枚です。
今回のリノベーションでは、これ以外のところもたくさん改装していますが、すべてはご紹介しきれません。
今ビフォーアフターを間取り図でもご紹介できるように準備中です。
リフォームを予定されている方は、是非ご期待くださいね。
神奈川で鉄筋コンクリート(RC)の
注文住宅を建てるなら、
一級建築士事務所 奥建設・
奥建築設計事務所にお任せください。
鉄筋コンクリートの強度を活かし、
傾斜地を地下室や地下車庫の用途で
有効活用するプランの
実績が豊富です。
神奈川県横浜市戸塚区
矢部町1828-45
TEL:045-392-3061/
FAX:045-392-3062