今日の横浜は久しぶりに真夏日となるようですが、このところ日中は過ごしやすく、朝晩は少し寒さを感じるくらいですね。
季節は7/7の小暑から、もうすぐ7/23大暑を迎えるというのに。
過ごしやすいのは良いですが、夏野菜の生育が心配です。
雨が降ったりやんだりで工事の進捗にも気をもむ状態が続きますが、現場はなんとか頑張って大きな遅れが出ないように進んでいます。
早速ご紹介してまいりましょう。
前回は1階の配筋が終了したところまでお伝えしていました。
1階の壁面から天井まで、コンクリートの打設を行っています。
きれいに打設完了しました。
ある程度まで乾燥したのち、2階の配筋を行い、型枠を設置していきます。
鉄筋コンクリート造の建築は、配筋、型枠設置、コンクリート打設を繰り返します。
もう一つの工法として、今回の東京オリンピックの会場建設でも使われた、事前にコンクリートを固めておいて現場で組み立てるプレキャストコンクリート工法というものもあります。
あれだけ大きな会場を短期間で完成させる必要がありましたので、人手不足と期間短縮という課題解決にピッタリだったのでしょう。
一方で、工場で固めたコンクリートを持ってきて組み立てるのですから、柔軟性には欠けます。
2階壁面の配筋が仕上がってまいりました。
これで2階部分=3階の床までの配筋が完了しました。
次は、2層目のコンクリートの打設工事が始まります。
さて、赤い線の囲み。
赤いボーリングのピンのようなものが見えます。
これを差すことで穴をあけます。
何のための穴かというと、この穴を利用して、下層階からの正確な位置を引き継ぐのです。
コンクリート住宅の場合、一層一層建築を進めるので、その階層ごとに墨出しを行います。
墨出しとはこんな感じ。
配筋の設計図を描いたようなものです。
この写真は基礎の段階で書いた設計図なのですが、コンクリート住宅で階層ごとにコンクリート打設を行うと、当然ながら冒頭の写真のように目印がありませんよね?
下から出ている配筋だけでは正確な型枠など設置できるわけもありません。
そこで先ほどの穴を利用して、下層階の墨出しの基準点を引き継いで測量を行い、次の階層に必要な墨出しを行うというわけです。
機会がありましたら、その線引きを終えた写真も今度ご紹介できたらと思います。
工事は続きます。
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