先日、藤沢市で進めていた現場が完成し、撮影に行ってまいりました。
完成写真のお披露目は、建築実例でご紹介するまでお待ちいただくとして、この場ではちょっと違った切り口でディテールをご紹介したいと思います。
まずはキッチン。
ワークトップにセラミックを使ったキッチン、リシェルSIです。
熱に強く、傷つきにくく、汚れも染み込みにくい。
広告ではこんな写真で紹介されていました。
お肉がジュージューしている鉄板をそのままワークトップにおいても平気だし、その上で野菜を切ってもほとんど傷がつかない素材です。
350℃に熱した鍋を20分おいてもほとんど変色・変質が起きません。
調味料や薬品をこぼしても染み込みにくいので、気になりません。
見た目もクールだし、収納も扉が傾いて開くので、必要なものが取り出しやすいとても使いやすいキッチンです。
さてここからは、『壁』にフォーカスしてご紹介しましょう。
こちらは玄関の壁面に使ったエコカラット。
エコカラットは、調湿、脱臭に加え、家具などから出るホルムアルデヒドやトルエンなどの有害物質を吸着して減らす機能があります。
と言っても主な役割はその見た目です。
玄関の正面にこの深みのあるタイルを配しています。
こちらはリビングのアクセントウォール。
1枚1枚表情が違う小さなタイルと、整然とした大きなタイルを貼り分けています。
右手のタイルは、写真だとこれくらい寄らないと見えないのですが、実物は少し離れていても、マットなタイルの存在感をしっかり感じることができます。
こちらは1階のトイレ。
何をいまさらトイレなぞ、と言われそうですが、ご注目いただきたいのはクロスです。
この写真じゃわかりませんね。寄ってみましょう。
19世紀にイギリスで活躍した、ウイリアムモリスのデザインです。
クロスのデザインは数あれど、こんなに洗練されたものはなかなかありません。
以前、当社で建てさせていただいたRC住宅でも、モリスのクロスを使ったことがありました。
「美しいと思わないものを家においてはならない」と語っていたそうですが、その言葉を語るにふさわしいデザインです。
こちらは主寝室のアクセントウォール。
これはモリスのお弟子さんだった、ダールという方がデザインしたものだそうです。
ベッドに横になりながら、TVを見たり本も読めます。
よく見ると照明はダウンライトが2つだけですが、寝室は明るくなくて良いですよね。
特に眠りにつく前は、間接照明で十分。
天井から反射する光で読書もできそうです。
今回のお住まいのクロスは、トイレや寝室だけでなく、
こんなところや、
こんなところにも、素敵なクロスを選ばれています。
リビングやダイニングなどは、あまり主張しすぎない色柄を選んで、お気に入りの絵や家具を楽しむ。
その代わり、トイレや個室、収納などに素敵なデザインのクロスを選び、扉を開ける度にちょっとうれしい気持ちになる。
以前、家づくりのお手伝いをさせていただいたお客様がおっしゃっていた言葉を思い出します。
「好きなものに囲まれて暮らしたい、というのが夢でした。完成したお家はどこに居ても好きなものが視界に入ってとても満足しています」と。
そういえば、いまや40か国以上で翻訳されている「人生がときめく片付けの魔法」を書いた こんまり こと近藤麻理恵さんも言ってました。
「ときめくものだけを残して、大好きなモノだけに囲まれて快適に暮らす。これが理想」だと。
モノがそうであれば、1回選んでしまえば、ほとんど変えることもないであろう、クロスも意識を込めて選べるといいですね。
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