陽が随分と長くなりました。
本日の横浜市戸塚区の日の入り時刻は、18時38分。
もう一月もすれば梅雨に入りますから、今が一番仕事がしやすい時期といえるかもしれませんね。
さて、1か月ほど前にご紹介した「多層階二世帯住宅@横浜市鶴見区」。
工事が進んでいます。
前回は掘削しながら、H鋼を打ち込んでいるところまでご紹介していました。
打ち込んだH鋼の上部をつなぎ、さらに掘削していきながら矢板をはめて山留工事を行います。
奥の方に矢板が見えていますね。
手前の大きな袋には、表層改良に使うセメント系固化剤が入っています。
表層改良とは、そのままでは家が建てられない軟弱な地盤が比較的浅い場合に使える地盤改良の方法です。
土と固化剤を混ぜ合わせて、地盤を固めます。
軟弱地盤が深い場合に用いる鋼管杭工法に比べると、地盤改良の費用を低く抑えられます。
表層改良を終えた地盤です。
見た目にも締め固められた感じが伝わると思います。
この上に砕石を敷き詰めます。
敷いた砕石に上から圧力をかけて均す転圧を終えたところです。
これにより地盤面が安定します。
転圧を行った地盤面を防水シートで覆い、コンクリートを流し込みます。
捨てコン工事です。
これは強度を確保するものではなく、配筋の位置を決めるための墨出しを行うためのものです。
捨てコン工事が完了しました。
鉄筋が入っていない無筋コンクリートです。
コンクリートは鉄筋の骨組みがあることで、強度が得られるようになります。
捨てコンで固められた地盤面に、柱や壁の通り芯が記されました。
これを基準として配筋を行います。
建物全体の重みを受ける耐圧盤と基礎梁の配筋が仕上がりました。
まずは耐圧盤の打設から行います。
中央、左右に渡してある木材が見えますね。
これは手前側と奥側に高低差があるため、仕切りを設けています。
低い方にコンクリートが流れ込まないようにダムのような役割を果たしています。
地下車庫と地下の室内となる境目の高低差です。
1回目の打設工事、仕上がり間近です。
耐圧盤のコンクリート打設が終了すると、基礎梁のコンクリート打設に向けて型枠を設置します。
打設が完了しました。
この後、さらに床となるコンクリートを打設します。
「すごい頑丈な構造だなあ。ここまで必要?」と思われそうですが、すべて構造計算に基づいて設計された工程です。
同じように地上階も砕石転圧を行います。
防水シートで覆い、
捨てコンで固めました。
ただしこちらは木造部分になりますので、この後墨出しを行い、基礎配筋、コンクリート打設が終わると、一気に上棟に向けた工事に入ります。
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