ひと月ほど前に床暖房を施工している模様をご紹介した、地下を活用した4層の家。
内装工事が続いています。
今回はキッチンの据え付け工事から。
これまで、あまりご紹介する機会がなかったのではないかと思います。
システムキッチンの構造躯体を取り付けています。
形状はアイランドキッチンです。
ステンレスキッチンと言えばクリナップが有名ですが、今回はホーローのキッチンです。
ホーローと言えば、なんといってもタカラスタンダード。
商品はタカラスタンダードのフラッグシップモデル、レミューです。
ホーローとは、金属製の鋼板に、ガラスの釉薬(ゆうやく)を吹き付け、高温で焼き付けて作られます。
鉄の強さとガラスの特性を併せ持つ、とても機能的な素材です。
ざっと、ホーローキッチンのメリットを挙げると、
1.素地が鋼板だから磁石が付く。お好きなところに収納ラックを取り付けられます。
こんな感じ
さすがにキッチンで本は読まないでしょう?と思いましたが、レシピを見ながらお料理するときには便利でしょうね。
ワークトップに置くと邪魔だし、汚れそうです。
2.油性ペンで書いても水ぶきで消せるので、伝言板としても使えます。
こんな感じ
3.油性ペンが消えるということは、油汚れも水ぶきで簡単に落とせます。
4.シミやカビ、傷みや腐食に強く長持ちします。
5.それでいて火にも強いのです。もともと釉薬を焼き付けて作るくらいですので、ちょっとやそっと火で炙っても大丈夫なのでしょう。
その上、たばこやペットなど、嫌な臭いもしみこまないし、ガラス質なので傷もつきにくいのです。
ここまでメリットを挙げると、ホーローキッチンの素晴らしさがお判りいただけるのではないかと思います。
ということで、ほぼ完成いたしました。
アイランドキッチンはもちろんですが、壁面、吊戸棚の下もホーローパネルが施されています。
さて、続きまして、玄関の工事をご紹介しましょう。
まずは床から仕上げていきます。
地下RC造部分の玄関の床です。
今回使用している断熱材は、壁面と同じくポリエステル健康断熱材パーフェクトバリアのチップです。
断熱材を敷きつめたその上に、床の下地となる構造用合板を設置します。
その上からフローリング材を施工し、これで床は完成です。
これで、足元がしっかりしましたので、床に傷がつかないようにしっかり養生をして、壁面の工事に入ります。
正面左に1階に上がる階段を組付け、壁面にはパーフェクトバリアのロールタイプを敷き詰めます。
通常ですと、先週のブログでもご紹介した通り、吹き付け断熱を行いますが、今回はペットボトルを再利用したバリアエースを使っています。
こちらも当社で採用することがあまりない電気設備。
1918年に工場の町東京都大田区で創業した、神保電機のスイッチです。
戦時中は、海軍の指定工場として、ゼロ戦の点滅器なども製造していた神保電機。
会社名はあまり馴染みがないかもしれませんが、同社の製品を見たことがない人はいないと思います。
このスイッチはスタイリッシュなものですが、一般的なものも広く製作しています。
さて、内装工事はまだまだ続きます。
なんせ4層もありますので。
来月中の完成を目指して工事を進めています。
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