ペーパーウッドという部材をご存知でしょうか?
先日お引渡しを終えた現場で使用しましたので、今日はその部材をご紹介します。
北海道芦別市(あしべつし)に本社を構える、滝澤ベニヤ株式会社が開発した商品で、
2010年度のグッドデザイン賞にも輝いた商品です。
どんな商品か、一言でいうと 「おしゃれなベニヤ板」 といった感じでしょうか。
通常ベニヤ板というと、こういうかんじです。
これは下駄箱の中の棚板です。あまりかっこいいものじゃないですね。普段は閉めているので気になりませんが。
このベニヤがむき出しでも、あまり気にならないというか、かわいく感じるいい感じのベニヤ板なんです。
それではその商品の画像から
色のついた再生紙とベニヤを交互に積層させたかわいらしい合板です。美しい木口断面に特徴があります。
「ん~?これ、そんなにいいかな~?」なんていう方もいるかもしれませんね。
こういう部材は、室内全体の雰囲気に調和してこそ、力を発揮するもの。
では今回採用したペーパーウッドをご覧ください。
さわやかなトイレ。
さてどこに使っているかというと・・・・
この引き出しのある棚の枠、これがペーパーウッドです。
白を基調とした再生紙を利用して、壁紙のグリーンと相まって清潔感のある落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
引き続きもう一点。
キッチンです。
さてどこに使っているかというと・・・
これも、棚なんです。
こちらは、キッチンらしく食欲の湧く、オレンジと赤い紙を交互に挟んでいます。
もともとは、表面だけ化粧材で加工した”シナ合板”で仕上げる予定だったのですが、担当の須田が
「う~ん、断面が気になる・・・・」
サイト上で気の利いた部材がないか探してみたところ見つけました。
お施主様にご提案いたところ、採用していただき実現することになりました。
決して主役にはなることはありませんが、脇役としていい味を出してくれる部材だと思います。
ペーパーウッドではありませんが、今回の現場では床材も特徴がありますので、この場でご紹介
させていただきます。
ひとつひとつ表情の違う無垢板をはめこんでいる床材です。
何枚かまとまっているものをはめ込むのではないんですよ。1枚1枚丁寧に職人さんがはめ込んでいくんです。
じつはこれ、結構大変な作業だったりします。
赤いまるで囲んだ、チビスケ。
こんな小さい板もあるんです。まさに職人さん泣かせ。
でも、苦労しただけあって、それはそれは素敵な感じで仕上がりました。
手間をかけてひとつひとつ作り上げたものは、それだけ深みのある仕上がりになりますね。
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