もう5年ほど前になりましょうか?
当社で、このようなチラシをお配りしている時期がありました。
引っ張り出してみたら、最後に配布したのが、もう6年半も前のことでした。
コンクリート住宅、地下室地下車庫のある家の魅力を訴求する内容でした。
特に地下室地下車庫のある家は、高低差のある土地や傾斜地に家を建てる場合には、メリットの多い選択肢です。
その方法に気付かずに家を建ててしまうのはもったいない!と本気で思っています。結果選ばれなかったとしても。
ということで、地元の戸塚区や南区の高低差が多い地域に、啓蒙活動のつもりで1年に1度くらい配布していたのです。
今回ご紹介させていただくのは、当時、そのチラシをご覧いただき「建て替える時に役に立つかも・・・」と大切に保管していただいて、ご縁をいただいたお客様の家づくりです。
道路と敷地の高低差は約4m。
地下はコンクリート造でガレージをつくり、その横に玄関を配置。
その上に木造2階建ての住宅を建てる混構造の地下室地下車庫のある家です。
建て替え前の模様をご紹介しましょう。
これが高低差4mの実際の現場です。
地下車庫はありません。
縦列駐車で止める、カースペースがありました。
その横の細い外階段で行き来します。
どこかで見たことがあるような・・・と思ったら、「まんが地下室地下車庫ものがたり」の表4でした。
まだご覧いただいてなく、ご興味のある方は是非ご覧ください。画像をタップまたはクリックするとまんがに飛びます。
さて、早速ではありますが、工事がスタートしております。
まずは、解体から。
養生シートで周囲を囲い、安全第一に、かつ速やかに作業を行います。
すっかりきれいになくなりました。
作業している男性がいると、その高さがよくお判りいただけると思います。
こちらは敷地奥から道路側を見ている写真です。
最初に敷地の奥から、床付けを行います。
床付け(とこづけ)とは、必要なところまで根伐り(土を掘ること)を行い、平らに仕上げることを言います。
手前に見える部分は、地下のない1階の建物が配置されるスペースになります。
手前の床付けを終えると、いよいよ地下部分の根伐りにかかります。
見た目、完全に土木工事ですね。
この段階まで掘り進むと、車を入れることが出来ます。
これより第二段階に進みます。
山留工事を行うためのH鋼を埋め込む建柱車の登場です。
前の写真のほうがわかりやすかったと思いますが、奥の方に青いラインが見えますよね。
あの位置にH鋼を打ち込みます。
今行っている作業は、H鋼を埋め込むための穴をあけています。
何度も言う通り、今回の高低差は4m。
削り取った側面の崖部分をしっかりと支えるためには、倍以上の長さのH鋼を用意する必要があります。
その長さ9m。
9mのH鋼を用意して作業を行うのはあまりにも勝手が悪い。
なので、2本のH鋼を現場で溶接してつなぎます。
ご覧の通り、計画通りの位置にH鋼が埋め込まれていきます。
手前のコーナーに見えるのが埋め込む前に用いたドリル。
正式にはアースオーガといいます。
オーガとは、augerという英語で、「らせん状のきり」という意味です。
わかりやすい名前ですね。
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