「地下室のある家@横浜市港南区」完成を前に撮影に行ってまいりました。
建築実例ページではご披露できないトピックを中心にご紹介いたします。
バス通りに面した外観です。こちら側から見ると平屋のように見えますが、南側から見ると、
2階建てです。
正面中央、バルコニーの腰壁の左手に自動車が見えると思いますが、前出の駐車場の右端に止まっていた車の背面です。
白く引いたラインより下が地下部分で、バス通りの北側道路より1層分下がっています。
南側が下がっているということは、
1階バルコニーから南側を望むと、この通り抜けていて、陽当たり眺望抜群。
1階でも周囲の視線が気になりません。
駅からも近く、緑も映える好立地です。
お建て替え前も同じ位置に2階建ての住宅が立っていましたが、駐車場と家の間に隙間があり、階段を数段上がって橋を渡るように玄関がありました。
この駐車場部分を支える擁壁が古いものでしたので、今回のお建て替えで、コンクリートで擁壁を造り直し、その躯体を利用して地下室を造っています。
さて、こちらは玄関ドア。
縦長の窓が2つ並んでいるので、北側でもやさしい光が入ります。
中央やや下部にあるロックを解除し、
取っ手に指をかけ、引き出すと
縦すべりの窓が開き、風を採りこめます。
当然ながら網戸があるので、蚊や害虫が家の中に入ってくることもありません。
湿気や嫌なニオイが溜まりやすい玄関に、常に新鮮な空気を採りこめる人気のアイテムです。
さてこちらはリビング。
当社の完成事例をご覧いただくと、リビングの壁のうちの1面はタイルや大理石を使って、アクセントウォールにするケースが少なくありませんが、今回は真っ白なクロスで仕上げています。
というのも、
このシーリングライトがプロジェクターを兼ねていて、テレビやYOUTUBE、とりだめた写真など、様々な映像や画像を楽しむことができます。
壁面がスクリーンになるので、真っ白なクロス仕上げがベストなんです。
昔のプロジェクターは、電球の寿命が短かったり、明るい日中は画像がとても見にくかったりと、あまり使い勝手が良かったとは言えませんでしたが、このpopIn Aladdinは照明をつけていても
これくらいはっきり見えるので、日中でも使えますし、スピーカーも付属しているので、場所も取らないすぐれものです。
さて、3枚前のリビングの壁面写真にもあった、壁の下部に空いた穴。
お馴染み、お掃除ロボの基地です。
通常、お掃除ロボが仕舞えるスペースだけを確保するのが一般的ですが、
今回はそのままパントリーの床に通じていて、この床も掃除してくれるように!とウォークスルーにしました。
お忙しいご夫婦は、最新設備をフル活用して、手間のかかる家事をできるだけスムーズに済ますことができるように工夫されています。
例えばトイレ。
便器が床から浮いている壁掛けトイレなら、とにかくお掃除が楽ですね。
クイックルワイパーでさっとひと拭きすれば完了です。
入室時に自動で点灯するフロアライトは、やさしく室内を照らし、落ち着ける雰囲気を醸し出します。
正面から見るとわからないので、少し離れた高いところから撮った写真です。
南側に遮るものが何もなく、フルに日差しを活用できるので、太陽光パネルを搭載しました。
電気を有効活用するため、今回のお住まいの給湯は、エコキュートを採用しています。
普通のシステムバスと見た目、変わりませんが、家事を楽にするアイテムが備わっています。
まずはこちら。
浴槽の排水ボタン。
通常の排水ボタンは、指で押して開閉する仕組みでした。
それでも鎖につながったゴム栓よりは進化していましたが、こちらはボタンを押さなくても自動で開閉する仕組みを備えています。
今回の機種はスマートフォンやスマートスピーカーを使って、リビングや外出先から湯はりをすることができるので、自動で栓を締めてくれます。
指で押して開閉することも可能です。
しかし、電気が止まると指で押しても動かないので、その時には栓を取り外し、非常用のゴム栓を使います。
さらにこちら。
この中にバスマジックリンを入れて、浴槽のフタを閉め、リモコンかスマートフォンなどで操作をすると、浴槽内を自動で洗浄してくれます。
2週間に一度くらいはスポンジでを使って洗浄することを推奨していますが、日々のお風呂掃除が自動でできるのは画期的ですね。
最後は地下室。
左手の窓が見える面が南、右手の側面が道路側、北面です。
北側は地中に埋まっているので、窓はありません。
その特長を活かして、音楽関係のお仕事をされている奥様のピアノを設置され、音楽室となります。
開放して使えば約15帖大の居室として活用できます。
奥様がお仕事をされるときはこのように仕切ります。
カーテンで仕切ることにより、反響音を抑制することができるなど、音環境を良好にする効果があるようです。
カーテンBOXを天井に埋め込んであるので、高さが出て圧迫感がなく、開けた時にも広く見えます。
南側の洋室は3枚扉の引き戸で個室として使うことができるようにしています。
両方のお部屋を仕切って個室利用していても、
廊下を通って、寝室と行き来することができます。
奥の寝室は南と西に窓を設け、北側の地下に面している壁面はウオークインクローゼットを設けました。
その用途に応じて、うまく振り分けをすることができました。
全貌は建築実例にて、近くアップいたします。
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