1月もはや、半ばを過ぎました。
明後日は大寒。
1年で最も寒い寒中も、折り返し間近。
あと2日で、春に向けて暖かくなっていくと思うと、元気が出ます。
しっかり体調管理をして、ひとつひとつ丁寧に仕事を進めてまいりましょう。
さて、備蓄倉庫の建築。
年末から年明けまでの進捗をご紹介しましょう。
地下2階のベースコンクリートの打設、配筋工事を終えたところまでをご紹介しておりました。
型枠を下ろし、設置にかかります。
早送りして、型枠の設置が完了しました。
50㎡強の備蓄倉庫には、内部を仕切るコンクリートの壁がないため、四角い穴に立方体をはめ込んだようなシンプルな形に見えます。
地下室地下車庫の場合は、少なくともガレージと室内スペースを分ける壁があるのでこのようになります。
室内を分割する壁はありませんが、階段室とEVホールは必要です。
こちらは階段室の配筋。
当然ですが、階段を構成する構造部分の鉄筋も、構造計算により、ひとつひとつサイズが決まっていて、その通り工事がなされていることを証明するための写真を収めていきます。
「といってもこれじゃあ、そのサイズかどうかわからないんじゃないの?」
ごもっとも。
この写真は全体図で、別にこのような写真も撮ってあります。
配筋のサイズは色付きのゴムで、配筋のピッチはスケールを置いて明示します。
要所要所でこのように設計通り配筋を行っていることを証明する写真を撮りながら配筋工事を進め、
地下2階の天井=地下1階の床の配筋工事が終りました。
中央を貫く溝は梁の配筋です。
こちらは、外枠のコンクリートの打設を終えて、スラブのコンクリート打設工事を行っているところ。
生コンクリートを圧送するホースを持つ職人さん、空気が入り込まないようにバイブレーターを操作する方、打設された生コンを均す方、3人チームで行います。
壁際のコンクリートの打設を終えると、この段階で波型の細長いプレートをコンクリートに差し込みます。
地下2階のコンクリートの打設を終え、固まった後、次は地下1階のコンクリート打設を行います。
この工事を打ち継ぎというのですが、固まったコンクリートと打ち継いだ生コンは融合せず、その境目はどうしても隙間ができます。
万が一外部から水が入るようなことがあると、その隙間から水が浸み込み、配筋にサビが生じ、強度の低下を招く可能性があるので、浸水を防ぐためにこの止水板が重要な役目を果たします。
なぜこの段階で止水板を入れる作業を行うかというと、全面の打設工事を終えた後にやろうとすると、せっかく均した床面を傷めてしまう可能性が高い上、やりにくいからです。
というわけで地下2階のコンクリート打設工事が終りました。
止水板もしっかりと収まっています。
定められた期間を経、コンクリートが固まってきたら地下1階の配筋工事へ進みます。
が、その前に。
右下の黄色いヘルメットを被っている職人さん、何をされているかわかりますでしょうか?
それまで横からの圧力を抑えていた「腹起こし」を解体しているところでした。
中央、ど真ん中に設置されていた鉄骨が撤去されているのがおわかりいただけると思います。
地下2階のコンクリート打設工事を終えれば、もう大丈夫。
これより、腹起こしの全撤去にかかり、地下1階の配筋工事に移る前に、地下2階工事でも行った防水工事に着手します。
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