先月中旬、地下の壁面に設置した断熱材を防水シートで被うところまでをご紹介した、地下室地下車庫のある二世帯住宅@横浜市神奈川区。
基礎の配筋工事に入りました。
基礎梁
土を残した、島のような形になっている間に形作られている配筋が基礎梁です。
T字型のスタンド(=ウマと呼ばれます)を支えに使い、配筋を行っていきます。
梁が組み終わると、
スラブ配筋
今度は床全体に配筋を行います。
写真左手が地下車庫、右側に玄関や地下室があります。
地下室があるということは、壁はもちろん、階段室やトイレ、光を採りこみ換気を行うドライエリアなどもあるので、地下車庫よりも複雑な形状になります。
床下に配管を設ける場所もあるので、床の高さを変える必要があります。
型枠設置
高さの違う床面に仕上げるためには、このように低い型枠を設置して、高さのある梁の配筋部分から、低いスラブの配筋にコンクリートが流れ出ないようにする必要があります。
壁に型枠を設置する場合は、配筋の外側の壁とセパレータと呼ばれる金属の細い棒でガッチリつなげて固定することが可能ですが、床の高低差を付ける場合は、固定する壁がないので、このように単管パイプで内側から圧して固定します。
完了
地下車庫側から見たところ。
手前の地下車庫部分は、フラットに美しく配筋されていますが、奥の地下室側は、高低差を付けるためにたくさんの低い型枠で仕切られているのがわかります。
地下車庫と地下室を仕切る壁の配筋が何本か見えますが、真ん中あたりに配筋されていないところがあるのがおわかりいただけるでしょうか?
この場所が地下車庫と地下室をつなぐ通路です。
上から
配筋が完了しました。
今回の基礎工事に使われるコンクリートの量は80立米(りゅうべい)。
比較的大きなコンクリートミキサー車の積載量が4立米ほどですから、18台分ほどになります。
コンクリート打設スタート
コンクリートの打設が始まりました。
バイブレーターを使って、空気が入り込まないようにしっかり打設していきます。
防水シートの手前に見える白い波型のプレートは、コンクリートを打ち継ぐ部分にかませます。
打ち継ぐ部分は完全に密着させることができないため、このプレートで雨水の侵入を防ぐのです。
養生中
コンクリートの打設が完了し、養生期間を経て、地下の壁の配筋工事に入ります。
配管スペース
右手前に先にご紹介した波型のプレートが半分ほど埋まっているのが見えますね。
その右側、前面道路に面するアプローチと、敷地内部の間にある溝は配水管を通すために開けてあります。
地下壁配筋スタート
十分にコンクリートが固まったのを確認し、地下の配筋工事に入ります。
完了
配筋工事を終えたところで、型枠が搬入されました。
型枠設置
壁の型枠から始めて、梁の配筋まで完了しました。
高さが出てくると、地下車庫の広さが実感できます。
柱を設けずにこれだけの大空間を創り出せるのもコンクリート造の魅力の一つです。
完了
型枠の設置を完了しました。
これより、地下の天井=1階の床面となる配筋工事に入ります。
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