先日の日経新聞に、電通がスマートホーム市場に参入するという記事が紹介されていました。

スマートホームと似た言葉でスマートハウスがあります。
従来は、太陽光発電装置と、蓄電池に加え、ヘムス(HEMS=ホームエネルギーマネジメントシステム)を備えた住宅。
創った電気を日常生活で使いつつ、余った電気を蓄え、発電できない夜や非常時にその溜めた電気を使う。さらに、HEMSでエネルギーの消費状況を確認して省エネ行動につなげる賢い家のことでした。
最近では、家庭内の様々な住宅設備をコントロールできる家も含みます。
例えば、消し忘れた空調や照明を出先から消すことができたり、来訪者によるインターホンの応答に迫られた時も、外出先でスマホを使ってリアルタイムに応答できるとか。
スマートハウスは、賢く暮らすためのIT技術を備えた住宅設備のある家のことを指し、スマートホームは、IT技術によって、外部からサービスを受けている状態のことを言います。
この記事によると、電通は家中に取り付けたセンサーで情報を集めながら、最適なタイミングで商品を提案したり、生活改善の助言ができないか?という試みを始め、5年後、2030年の事業化を目指すとのこと。

まだまだ未成熟ですが、今後はもっと便利なサービスがどんどん登場するだろうという予測もあります。
当社で家を建てさせていただいたお客様の中にも、V2H(Vehicle to Home)「車から家へ」といわれる設備を導入された事例があります。
これは大容量の電気自動車や燃料電池車と家の電気を連携させるもので、電気料金の安い深夜に充電を行ったり、停電のときには車のバッテリーを蓄電池に見立て、家の電力として使うこともできます。
平常時はそれほどでもないかもしれませんが、非常時には、そのありがたさを痛感するしくみだと思います。
電通がスマートホーム市場に参入する理由は、動画を見ている途中で広告が入ると、その企業の印象が悪くなるという回答をした方が、半数以上にものぼるため、消費者に受け入れてもらいやすい最適なタイミングで商品の訴求を行えたら、という思いがあるようです。
とてもよくわかりますが、家中にセンサーを付けるのに抵抗がある方も少なくないでしょう。
様々なハードルを越えるには5年はかかるだろうということだと思いますが、サービスを選択する側は、本当に必要だと思うものをチョイスされるのが良いですね。
さて、長くなりましたが、レッドゾーンに建てる地下車庫のある家@大磯町。
工事が進んでいます。

地下車庫の工事が終了したのは夏らしい風景でしたが、

季節はすっかり秋へ。
2階までのコンクリート打設を終了しました。
数回に渡るコンクリートの打設工事は、決められた養生期間があるので、それなりに時間がかかります。

南側1階の窓にサッシが入りました。
今回の建物は、既にお伝えしている通り、レッドゾーンのエリア内。
西側には崖地が控えているので、1階に窓はありません。
模型で見るとこんな感じ。

なので、南側には大きな窓を2つ並べ、陽の光をたっぷり採りこみます。

南に窓が取れないなら残念ですが、夏の長い日差しが照りつける西側なら、かえって幸いな面も多そうです。

内装の壁を取り付けるための下地となるコマ付けが終了。
コンクリート造の壁には、釘やビスが効かないので、コマ付けによる下地づくりが必須です。

コマ付け終了後に、断熱材を施工します。
工程が逆になると、断熱材に穴を空けなければならないので、この段取りで進めます。

壁を仕切る軽量鉄骨を設置。
多くの間仕切り壁を支える柱にはこの軽量鉄骨を使いますが、

一部は木材を使用します。
なぜか?
もうおわかりですね、正面にハシゴがかかっているところから察するに、ここは階段室。
階段室は、踏み板を支えるためにガッチリと固定できる構造にする必要がある為、木材の柱の方が都合がよいのです。

配管の設置も終え、本格的な内装工事に入っていきます。
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