昨日、撮影を行ってまいりました、『子育て世代が暮らす家』。
仕上がってくるまで少々お時間がかかりますので、
今日のところは、一部を御紹介しましょう。
まずは、玄関周辺から。
低層住宅地にあり、土地の面積の区切りは最低185㎡以上、建ぺい率・容積率は、
なんと30%・60%という、非常に厳しい地域です。
だからこそ、良好な陽あたりや、ご覧にような大きな『ひさし』や『けらば』をつくることが
可能となります。
ひさしは、建物から出た片流れの屋根のことをさしますが、『けらば』は、屋根の一番高いところの
一番右端にあたる部分。(二等辺三角形の、上部の角のようにみえるところ)
『ひさし』も、『けらば』も壁からかなりの距離がありますよね?
これだけ大きいと、外壁に直接雨があたらず、劣化を防いでくれます。
外壁は『塗りで仕上げたい』と考えたお施主様。
耐久性重視でしたことのようですが、ひさしとけらばが大きいと、家の風格もグッと高まります。
こちらはリビングのテレビ。
間接照明の光で、塗り仕上げの壁面の様子がおわかりいただけると思います。
こちらは、珪藻土を粗く塗って仕上げています。
珪藻土は調湿性に優れ、これからの季節に活躍します。
梅雨から夏にかけてジメジメした湿気を吸収し、さらっと涼しい状態をキープしてくれます。
さて、LDKです。
ここでは、右手に見える、細い木で覆われた壁面を御紹介しましょう。
この壁面の部分には強度上、2本分の柱が必要でした。
ここに2本も柱が必要なら、いっそのこと壁面にしてしまったほうが・・・と考えたお施主様。
角材でお化粧し、見事なオブジェのような壁面に仕上がりました。
この角材は、天井などの下地材として使われる柔らかい材料で、二度塗りをせずに
一度だけ塗装をしているので、色味の違いがより引き立っています。
(二度塗るともう少し均一化します)
キッチンはトクラスを選びました。
あまり馴染みがないかもしれませんが、ピアノやバイクで有名なあのヤマハの一員である
ヤマハデザインテックが2年前に社名変更をしてできた会社です。
トクラスの提供する人造大理石のキッチンには定評があります。
違いはその厚み。
厚いがゆえに、汚れがこびりついても表面を薄く削ることで美しさを蘇らさせることが可能です。
さて、こちらは、LDとウッドデッキをつなぐサッシ。
フラットにつながっているアウトドアリビングです。
この3枚引き戸、どのように開けるかというと、
このレバーを上に上げると、
パチン!と取っ手が飛び出して、それを握って開ける作りです。
閉めるときはこのレバーを押し込みます。
開けるとこのように、サッシ2枚分が開放されます。
一番端ははめ殺し(動かない窓ということ)です。
さて、こちらはキッチン横の勝手口。
扉を開けて外に出ると、
屋根付きのゴミ置き場が登場します。
この地域はカラス対策のため、BOXに入れたまま、集積所まで運ぶ必要があります。
これなら、室内にごみ置場スペースが不要ですし、中にビニールを忍ばせておけば、
ゴミの日に袋だけとじてそのまま出すことが可能です。
裏口ですから、パジャマで出ても気になりません。
最後のご紹介。
ウッドデッキのテーブルです。
『随分低いな~。使いにくいのでは?』
という声が聞こえてきそうです。
いえいえ、実はこれが便利。人数が多い時に、その数分椅子を用意するのは大変ですので、
ちゃぶ台を囲むように座るローテーブルが便利なのです。
人数がそれほど多くなく、大人中心であれば、立てて使います。
脚の向きを変えるだけで、変わるスグレモノです。
ウッドデッキの材料のあまりで、大工さんが仕上げてくれました。
今回は、あまりカメラマンさんがおさえないアングルを中心にお伝え致しました。
次回は、カメラマンさんが撮影した写真で、脱衣所まわりなどをご紹介しようと思います。
さて、最後に一つお知らせを。
現在、地元戸塚区で新しい家づくりの準備を進めています。
近く、そのあたりの情報も詳しくお知らせいたします。
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