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建築ブログ

07.19 | 未分類

擁壁工事

ある住宅会社様から、住宅建築のための擁壁工事と外構工事のお仕事をご紹介いただきました。

当社は、コンクリート住宅だけでなく、擁壁工事の実績も豊富ですので、ありがたいことに

このようなお仕事をご紹介をいただくことが多いのです。

工事前の現地

このような傾斜地に家を建てる場合は、擁壁工事が必要になります。

擁壁工事とは、『土木工事で、土を切り取った崖や盛り土を保持するための壁状の建築物。かこい壁』を造る工事です。

大雨や地震などの自然災害があっても、この『壁』があれば、流されたり崩壊するのを防いでくれます。

擁壁が完成し、竣工した現地

きれいに仕上がりました。白いコンクリートと枕木のコントラストが効いています。

実はこの擁壁工事、一つの擁壁のように見えますが、複数の擁壁に分けて工事を行います。

擁壁に縦の線が見えますが、ここが分かれ目です。エラスタイトという緩衝材でつないでいます。

向かって右側と、左側では、地盤の深さも擁壁の高さも大きく異なるため、一つの大きな擁壁にするとある部分に

大きな負荷がかかってしまう可能性があります。それを避けるために、深さと大きさがある程度均一な部分を一つの

擁壁とみなし、ひとつひとつ自立することが求められるのです。

この方法は、コスト的なメリットも生みだします。一度掘った土を擁壁工事終了後に埋め戻すことになるのですが、

分けて工事すれば、掘った土を工事していない場所に置いておくことができるので、運搬費や設置場所を新たに

用意する必要がなくなるのです。

 

向かって左の擁壁工事が終了したところ

向かって左の擁壁は、隣地の壁との関係で型枠を設置するスペース分を空けなければ作業ができません。

でも、建築用地の有効面積を確保するために、地盤面は拡げておきたいので、逆凸のような形状になっています。

 

自然石を敷き詰めたカースペース

枕木に手すりを付けたエントランス

建物とのバランスのとれた、素敵な外構が仕上がりました。

 

 

 

 

 

 

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