明日は夏至です。
1年のうちもっとも昼が長くなる日です。
18時過ぎても十分明るいこの季節。
これから夏がこようとしているのに、明後日から昼間が短くなり始めるなんて、
なんだか不思議ですよね。
さて久しぶりのブログ更新となってしまいました。
6月末から7月にかけて、完成を控えている現場が複数あります。
わかっていたことながら、梅雨に入り天候不良による工事の滞りなどもあり、
現場がバタバタ。
写真を撮っている時間がもったいない。
もうしばらくお待ちください。
来週あたり、完成事例のお写真をお届けいたします。
さて、そんな中、本日届いた業界向け情報誌=日経ホームビルダーで
興味深い記事がありましたのでご紹介しておきます。
これまで、日本の耐震基準は、大きな地震がある度に見直され、
強固なものになってきました。
中でも1981年の新耐震設計基準は有名です。
1978年に起きた宮城県沖地震の被害を受けて施行されました。
それまでは、震度5の地震に耐えることが求められましたが、
新耐震基準では震度6~7でも建物が倒壊せず、人命が守られることが
求められました。
その後、1995年の阪神大震災の時に、旧耐震で建てられた建物は
倒壊した建物が多く、新耐震の建物はほとんど大丈夫だったといわれ、
新耐震基準の有効性が認められました。
そしてその時の教訓を生かし、2000年に阪神大震災の教訓を踏まえた
『2000年基準』が施行されました。
しかし、今回の熊本地震では、その2000年基準に則った建物でも、
倒壊してしまった住宅が続出したというのです。
本文の一部をご紹介すると、
『熊本地震は21年前の阪神・淡路大震災を上回る恐るべき破壊力を見せつけた。
阪神では新耐震基準以降の住宅被害は軽微だったが、熊本では最新基準の
住宅でも倒壊被害が続出した。~(略)』
これまでは『あの阪神大震災で倒壊しなかったんだから、新耐震基準なら
大抵の地震が来ても大丈夫だろう』という暗黙の了解のようなものがありました。
しかし、今回、その根拠のない安心感が打ち砕かれた格好になりました。
記事では、大手ハウスメーカーが建てた軽量鉄骨の住宅も1階部分が
倒壊したことを紹介していました。
20年以上前に建てた住宅だったものの、新耐震基準で建てられたものでした。
同社で建築したものの中で、これまで倒壊したものはなかったそうで、
今回の熊本地震の大きさを物語っています。
また、2000年基準に対応していたにも関わらず倒壊した建物が多かった地域で、
ほぼ無傷だった住宅もあったという記事も紹介されていました。
それは、耐震性を左右する柱や筋交い等の断面寸法が大きいものが使用されたり、
壁量が多かったりと、構造上の強度が高いものだったそうです。
当たり前な話ではありますが、やはり基本的な構造の強さというのが
とても重要です。
当社が施工するRC住宅や、地下RC造、1-2階木造の混構造住宅は、そもそも設計段階で
構造計算という建物の安全性が保たれているかどうかをチェックする機能があって、
その上で鉄筋コンクリートという、非常に頑丈な構造でつくられています。
地震や台風等の自然災害で住宅被害が発生するたびに、
耐震性や外圧に強いRC住宅は、倒壊せずに人命を守るという点で、
本当に安心な建物だなあ、と思っています。
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