明け方が涼しくなってきました。
いよいよ秋ですね。
食欲の秋の代表選手であるさんまやサバの高値が言われていますが、今年は梨が豊作のようで、
お手頃価格でとっても美味しくいただけます。
さんま、サバの代役は務まりませんが、今年は梨がおすすめです。
さて、前回のご紹介から1ヶ月ほど経過しました、地下車庫のある家@港北。
進捗をご紹介してまいりましょう。
まずは、地下車庫の配筋の様子から。
中央に細い棒が立っています。
地下車庫を支える上部の鉄筋は、約4メートルほどのスパンを渡しています。
この状態ですと中央がたわむので棒で支えています。
よく見ないとわかりにくいのですが、車庫の鉄筋とその左側の基礎の鉄筋の高さが違うのが
お分かりいただけますでしょうか?
赤く印した部分です。
一部車庫の上にも建物がくるプランなので、この段違い分、床の高さが異なることになります。
低いところが通常の床になって、高いところは小上がり和室(畳コーナー)として活用します。
40cmほどの高さですので、腰掛けてもよし、ゴロンと横になってもよし。
今回の土地は高低差がそれほどないので、地下車庫の高さをある程度確保すると
どうしても床より地下車庫の天井の方が高くなります。
このギャップを畳コーナーで解決した、ということです。
こちらの写真は、基礎のコンクリート打設の模様。
建物の重さを支える基礎の床面を耐圧盤(たいあつばん)といいます。
こちらは、基礎の立ち上がり部分へのコンクリート打設。
もうコンクリートが打設されています。
中央やや右下に空洞が空いていますが、床下点検のための通り道で、配管も通ります。
こちらは、コンクリート打設されて固まりかけた立ち上がりの仕上げに使うレベラーというもの。
モルタルを水に溶かしてサラサラの状態で流し込みます。
基礎の立ち上がりに通常のコンクリート打設を行うと、水分量がそれほど多くないので
(それだけ強いのですが)基礎の立ち上がりの高さが揃わないのです。
そこで、最後にこのレベラーで仕上げることで高さが均一化されるのです。
はい、このように立ち上がりの上に、木の土台が乗りますので、
ある程度高さが揃わないとガタガタしてしまうわけです。
もちろん、土台と立ち上がりの間にパッキンと言われる緩衝材のようなものが使われていますが、
それでも高さが揃っている方が良いに決まっています。
これより建前です。
建前とは上棟に向けて、柱や梁を組み上げていくことをいいます。
このレッカー車、少しちいさいということにお気づきでしょうか?
このレッカー車だと、道をふさがずに作業できるので重宝します。
ちなみに神奈川に5台しかないレアな車です。
さあ、屋根まで載りました。
簡易トイレのやや右上にあるのが小上がりの和室=畳コーナー部分です。
1919年創業の田島ルーフィングがつくる、防水シートです。
基本的に防水は、屋根本体や板金処理で雨仕舞を行います。これが1次防水。
でも、それだけで完全に防水するのは不可能ですので、水が入り込んでも建物本体に触れないよう、
第二次防水として、防水シートを施工します。
建物の寿命を短くする最大の敵は水です。
とっても大切な工事です。
工事は進みます。
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