8月1日の当ブログでご紹介したRC賃貸併用住宅。
あれから2カ月過ぎ、工事が進捗してきました。
この写真が、2カ月前にご紹介した最後の写真でした。
配筋が組み終わり、いよいよコンクリートを流し込みます。
ただ流し込めばいい、というわけではありません。
気泡が入らないよう、慎重に進めます。職人の技量が求められる施工なのです。
きれいに打設されました。
適切な乾燥期間を経て、基礎にあたる部分のコンクリートが仕上がりました。
コンクリートの乾燥時間は、短くても長過ぎてもダメなのです。(詳しくは『コンクリート打設工事が肝』へ)
手前の角(かど)の鉄筋と、その右手の鉄筋の太さが違うのがわかりますか?
柱は太く、壁はそれに比べて3割ほど細いのです。
これは、鉄筋を切っているようにも見えますが、上に向けて接合しているのです。圧接といいます。
その前の写真を見ていただくと、これから上に向かって建っていくにしては、鉄筋が短いですよね?
このように圧接作業をして、上に向かって建てていくのです。
『最初からもっと長い鉄筋を使えば?』という声も聞こえてきそうですが、現実的には作業がしにくいですし、
危険も多いのです。
鉄筋の圧接作業が終わり、1階部分の型枠設置が始まりました。
黄色くテカテカした部分が、コンクリートに直接触れて押さえる部分です。
赤い丸で囲った、両脇が白くなったバトンのような棒が見えますでしょうか?
棒の部分をセパレータ、白い部分をピーコンとよび、型枠同士を固定する道具です。
コンクリートを流し込んでいけば相当な圧力がかかります。その圧力に耐えるため、型枠同士をこの
セパレータとピーコンでしっかり固定するのです。コンクリートの打設を終え、乾燥して型枠を外すと、
セパレータはコンクリートの中に埋め込まれ、ピーコンは外されます。
基礎の写真をもう一度見てみましょう。
コンクリート打ちっぱなしに見られる丸い跡。これこそがピーこんを取り外した跡なのです。
セパレータとピーコンでつながれたもう一方の型枠が設置された状況です。先ほどの黄色いテカテカしたパネル同士が、
角材で支えられた合板の内側で向き合っている状態です。そこにコンクリートが注入されます。
1階の天井にも型枠がはめられました。2階から1階部分の型枠を見ています。
2階の床にも配筋されました。
このような作業を繰り返し行っていきます。
来年の3月竣工を目指し、今日も現場作業は続きます。
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