保育園の新築工事、工事が進んでおります。
前回は山留の工事が終了したところまでご紹介しました。
こちらの写真が一番底の支持基盤です。
土丹と言って、粘土質の固い地盤です。
右の山留内部には、柱状改良による柱が地中に入っていますが、この土丹にまで届き、建物を支えるわけです。
砂利を敷いて捨てコンをしたところです。
奥の部分が濡れていますね。
雨が降ったわけではないんです。
地下に含まれる水がしみだしてきています。
土丹は粘土質ですから、水を通しません。
なので、下の方に水がとどまっており、その水が染み出てくるのです。
この水は後で処理を行います。
これより、配筋を行います。
配筋の一部を圧接試験の為に取出します。
圧接試験とは、きちんと鉄筋をつなぎ、強度があるかどうかを第三者機関が試験するものです。
参考写真ですが、アップで圧接された鉄筋をご紹介しましょう。
圧接とは、鉄筋の端と端を熱で溶かしながら圧力をかけて金属融合させて接合します。
遠目で見ると、はんだで繋いでいるように見えるかもしれませんがそうではありません。
素材自体をいったん溶かして、太くするので、元の鉄筋より強くなります。
人が骨折すると、折れる前より強くなるなんて言いますが、それと一緒です。
圧接試験はつないだ鉄筋を両側から引っ張っるのですが、つないで強くしたはずのつなぎ目が最初に切れたら、失格なのです。
技術が必要ですので、専門の有資格者が作業を行います。
無事に試験にもパスし、基礎配筋が組みあがりました。
先ほど染み出ていた水が溜まっているのが見えますね。
土には水が含まれるため、根切りをすれば水が染み出てくのは、想定内です。
中央やや左手の隅にオレンジのコンクリートパネルの下に一部穴が開いているのが見えます。
この穴から、水を抜くためにためておく水たまりに落ちていきます。
そこから、ポンプで汲み上げます。ポンプというのは中央上部に見えている青いホースですね。
水が抜けたら、いよいよコンクリートの打設工事を行います。
しっかり固まりました。
見えている床が地下2階の床面です。
鉄筋が2列見えますが、これから鉄筋を組み、壁の骨組みになります。
いよいよ工事現場らしくなってきました。
中央に積んであるコンクリートパネルで型枠をつくっていきます。
下に見えている鉄筋を組み上げて壁の骨組みをつくり、その配筋の手前側にもう1枚オレンジ色のコンクリートパネルを取り付け、釘のように見える突起と固定して型枠を設置します。
そのコンパネとコンパネの間に、生コンを入れて固めるという段取りになります。
工事は続きます。
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