以前にご依頼をいただいた、ケーキ屋さんのオーナー様より、お店のリフォームのご依頼をいただきました。
とっても繁盛しているケーキ屋さんで、時間帯によってはレジ前が大渋滞してもう大変!な状態だったとか。
その事態を改善すべく、動線を見直すことになりました。
ビフォーの模様はこちら。
このお店、アールの下がり壁の手前と奥で、形状が異なっています。
壁の手前まで寄った写真です。
右手に見えるのがレジで、2台並んでいます。
そう、時間帯によってこの前が大渋滞するんですね。
ちょうど向かい側に、ご相談を受けるカウンターもあったりして。
そして、こちら側が壁の奥。冷蔵菓子に加え、焼き菓子なども置いていました。
しかし入口から遠く、レジの向こう側にある為、レジ前で渋滞していると、それをかき分けて壁の向こう側に行き、さらに買いたいものを手に取って、もう一度レジまで戻るという気にならず、機会損失にもなっていたようです。
というわけでこの壁をなくし、レジをケーキ側と焼き菓子側それぞれに設置して、人の流れをスムーズにします。
右下のビニールで覆われているのがレジの台です。
ショーケースがあった入口側から撮っています。
壁の中に隠れているのは、ショーケースの冷蔵をキープするための配管です。
きれいさっぱり壁が撤去されました。
しかし、これだけの開口部を支えるには、軽量鉄骨で組む必要があります。
このような骨組みで支えることで、壁を抜くことが可能です。
この柱をどうするかというと、
壁で閉ざされていた手前と奥に、スタッフが行き来できる通路ができました!
ビフォーの時には、壁の中に隠れていた配管がありましたが、壁がなくなったので、天井から壁に通り道をつくりショーケースまで通します。
壁からショーケースまではどうしても距離がありますので、床に配管を収めバリアフリーに仕上げます。
こうして開いたアールの下がり壁の先に、
レジが設置されました!
手前側のスペースはギリギリいっぱいまでショーケースを置き、いまひとつ活用されていなかった奥のスペースにレジが動いたことでお店全体が機能的になりました。
中央レジの左側が、それまでレジの正面にあったご相談窓口です。
この位置なら、レジの前にいらっしゃるお客様と並列になるので、スムーズですね。
完成しました。
これで生菓子を買われるお客様と、焼き菓子を買われるお客様が、それぞれのレジで対応してもらえることが視覚的にもわかりやすいですし、生菓子も焼き菓子も両方買いたいお客様の動線も良くなったと思います。
何より奥のスペースがとっても活きましたよね。
実際、売り上げにも貢献しているようです。
『行列のできるケーキ屋さんの動線カイゼン計画@横浜市南区』、問題解決いたしました!
神奈川で鉄筋コンクリート(RC)の
注文住宅を建てるなら、
一級建築士事務所 奥建設・
奥建築設計事務所にお任せください。
鉄筋コンクリートの強度を活かし、
傾斜地を地下室や地下車庫の用途で
有効活用するプランの
実績が豊富です。
神奈川県横浜市戸塚区
矢部町1828-45
TEL:045-392-3061/
FAX:045-392-3062