地下室地下車庫のある家@戸塚の続報です。
前回、地下部分の壁と天井にあたる部分の配筋を終えたところまで
お伝えしていました。
まずは、コンクリート圧縮試験のための現場撮りの模様から。
先週もお伝えしたのに、なぜまたここでご紹介するかというと、右下に写っている白い筒に入っている
試験用のコンクリート、テストピースと言いますが、先週ご紹介した時より多いですよね。
今回のコンクリート打設部分は、地下室地下車庫の天井と、壁です。壁はそのまま型枠を組みますが、
天井はそうはいきません。型枠を組んだ後、突っ張り棒のようなもので支えてコンクリートを打設します。
コンクリートが固まるまで3~4週間ですが、安定した強度が出た段階で、なるべく早く撤去して
次の工程に入る必要があります。
そこで、3週目の段階で、基準の強度が出たかどうかを、テストピースのコンクリートを使って
第三者機関に検査を依頼します。これで問題がなければ、天井を支える突っ張り棒を撤去しても
構わないという事になるのです。そのために、予備のテストピースを用意しているんです。
強度が出ていなければ、もうしばらくおいてから、再度検査を依頼するという事になるのです。
空気が残らないよう、じっくり流し込んではたたき、流し込んではたたき、ならしていきます。
奥でトンボでならしているのが見えます。このように、トンボやアルミトンボを使って、できるだけたいらにします。
その後、少し固まった段階で、雪の上を歩くカンジキのような掃きものを掃いて、コテでならしてきれいに仕上げます。
さて、ここから埋め戻しの工程です。隣地との間に距離がない場合は、掘削した後に山留めをして、その山留めを型枠に
見立てて、コンクリートを打設するので、埋め戻すことはありません。
でも、上の写真のように、隣地との間にある程度の距離があり、型枠を組んで打設する場合は埋め戻しが必要になります。
型枠を配置するために、人が入れる分くらい余計に掘ることになるからです。
コンクリートの色が変わっていますよね。これは、万が一の場合に備え、防水をした後です。
先ほどのコンクリートのまわりにご覧のようなシートを設置します。グリ・シートと言います。
上の部分に、少し黒いギザギザが見えますよね?
これは、プラスチックの少し厚みがあるシートになっています。
埋め戻した土が、コンクリートの躯体と直接触れ合わないで、雨が降ってもこのシートを伝って、下に水を流す役割を負っています。
土とコンクリートがそのままベタっとくっついていたら、土が水を貯め込んで、いつまでも湿気が抜けません。
このシートを入れることで、余計な水はどんどん下に流れていき、コンクリートのまわりは常にある一定の通気性が確保され、
雨がやめばさらっとした状態を保つことが出来るようになっています。
埋め戻し作業が始まりました。
埋めては固め、埋めては固め、を繰り返します。
さあ、地下部分のコンクリートが固まり、埋め戻しも終え、木造工事に入りました。
一つの住宅として地下のRC部分と、1-2階の木造部分を設計しているので、しっかり内階段でつながっています。
いよいよ上棟です。
上棟とは、家の一番高いところに来る木の材料=棟木(むねき、あるいはむなぎ)を上げることを言います。
一般的な木造の屋根は△になっていて、その頂点にある横に長い木のことですね。
この木が組まれると、家の大事な骨組みになる木が組み終わるという事になるので、特別に上棟という
言い方をするんですね。
はりきって、工事を進めていきます。
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