建築ブログ

2階ホール

真ん中にトイレがあるのはわかりますが、全体のスケール感が伝わりませんね。
それではパノラマでご紹介しましょう、どうぞ！

全景

ん～、横幅が決まっているのであまりスケールの大きさが伝わりませんでしたね。
それでも、全体の状況は把握できるかと思います。

ど真ん中にお手洗いがあるのがわかります。
こうみると、なぜだかグルグル回りたくなる気持ちがわかるような気がしませんか？
真ん中にあるのはお手洗いでなく、他のモノでも良いのですが、保育園ということで考えるとお手洗いが最適な気がしますね。
行きやすいし、子どもたちですから、遠慮も必要ありませんので。

この広間の中央に何かがなければ、走り回る気にはなりませんよね？どこを目指してどう走ればいいのやらといった感じで。

葛西臨海公園にある水族館のマグロの水槽がドーナツ型なのと一緒です。

一方で、「そんなにグルグル回ってばかりもいられない」。その通りだと思います。

本を読んだり、紙芝居を演じてもらったり、折り紙や粘土をやったり。

臨機応変に、対応できなければいけません。

そんな時はこんな感じ。

本棚パーテーション

壁面に並ぶ稼働本棚を動かして衝立のように仕切るんです。
パノラマだとわかりにくいかもしれないので、寄りで。

本棚で仕切る

これだとわかりやすいでしょ？

六角形のテーブルで紙芝居をやってもらったり、折り紙を折ったり、絵をかいたりしている時、大開放空間だとなかなか集中できなかったりします。
そんな時、この本棚で仕切るんですね。

機能的な保育園に仕上がりました。

開園が楽しみです。