1か月半ほど前にご紹介した『アウトドアリビングを楽しめる家@横浜市港南区』続報です。
1階リビングの天井からご紹介しましょう。
2階の床を支える床梁です。
前回もご紹介しましたが、この梁は見せる梁=化粧梁として仕上げます。
梁と梁の間にハシゴのように見える角材が天井の下地です。
石膏ボードが取り付けられました。
梁に塗装をしています。
塗料は、1899年にドイツで創業したオスモ社のオスモカラー。
ひまわりや大豆など植物の油でつくる塗料は、遊具にも使われ赤ちゃんが舐めても安全です。
塗料の多くは粘度を下げるためにシンナーなどの有害物質が使われていますが、オスモカラーは有害性が疑われるものは一切含まれていません。
さらに、木に深く浸透して、木の呼吸を妨げないので、梅雨時は湿気を溜めこみ、冬の乾燥する季節には湿気を吐き出すという、木の持つ調湿作用が失われません。
表面を膜で覆ってしまうウレタン塗料だと、調湿作用が失われてしまうのです。
あらわしの梁は、調湿機能も期待できるし、見た目も良いのですが、問題もあります。
それは、2階の足音や物音が伝わりやすくなること。
通常、梁と1階の天井は離して施工しますが、梁を見せる場合は当然くっついた状態になります。
となると、音が伝わりやすくなるので、2階の床に対策を施します。
足音や物音を和らげる床の下地材を敷きました。
木材繊維が絡み合った多孔質な材質で音を吸収します。
クッション効果もあるのですが、タンスやテーブルなどの重い家具を置いても厚み減りがほとんど見られない建材です。
塗装も終わりクロスが貼られて仕上がりました。
南向きのリビングですから光がさんさんと差し込みます。
大きい窓と窓の間に、この後あるものを設置します。
わかるかな?
高いところが大好きな猫ちゃんのためのキャットステップです。
この2つの窓の外に、アウトドアリビングを楽しめる幅6m超の大きなウッドデッキができます。
床は、オーク材を使った無垢フローリング。
オーク材は、密度が高いので、重くて硬い耐久性に優れた木です。
ナチュラルなお色味で、木目も美しいですね。
写真は日当たりの良い2階南側の寝室です。
雨の日はもちろん、天気が読めない時や花粉のシーズンも大活躍する室内物干しを設置しています。
写真は石膏ボードの下地調整。
ゴールデンウィーク前のお引渡しに向けて工事は進みます。
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