完成が近づいてきた伊勢原の家。
早速現在の進捗状況を紹介してまいりましょう。
南側の日当りがいい庭面です。
大きな庇の下、砕石が敷かれています。
ここには、幅約9m×奥行き2.7m=約24帖大のウッドデッキが登場します。
その下をそのまま土の状態にすると、湿気が上がるし、雑草の問題もあります。
ということで、土間コンクリートを打つことになりました。
こちらは駐車場ですが、同じように砕石の上に配筋を行います。
枠のようなもので仕切られていますが、これは大きな地震や温度変化による伸縮などが起きた時に、構造を一体化させず分けておくことで、破壊的な力が伝わらないようにするための仕切りです。
エキスパンションジョイントといいます。
全面が一体の構造だと想像すると、地震が来た時に簡単にクラックが入ってしまいそうですよね。
こちらがウッドデッキ下の様子。
うっすら白いラインが入っていますね。
コンクリートがかぶってもいいように養生をしています。
なんせ広い敷地ですから、そのままだと毎年の雑草対策が大変ですが、これなら安心です。
きれいに仕上がりました。
こちらは家の周囲を囲む塀を支える杭。
がっちりとモルタルで固めます。
広い敷地を囲むため、広範囲にわたります。
この杭に取り付ける塀の本体になるのは、
こちらの木材、アカマツです。
大量のアカマツを、木材保護塗料のキシラデコールで塗装します。
45年以上使われ続けている、防腐、防カビ、防虫効果の高い定番塗料です。
「なるべく安く、それでいてカッコよく」というお施主様のご要望にこたえ、比較的安価で手に入るアカマツを選び、濃いめのお色味で雰囲気を出しました。
こちらは家の顔となる玄関ホール正面のニッチ。
メタリック調の輝きが動きを出す、モザイクタイルで仕上げました。
深海のような鮮やかなブルーが印象的です。
リサイクルガラスを使った輸入タイル、アガットーブリック AGT-BK-Portofino(ポルトフィーノ)という商品です。
岐阜県可児市で創業60年のTNコーポレーションが扱うタイル。
輸入だけでなく自社でもTNプロダクトという名でタイル製造を行っている会社です。
今回はほとんどの壁を珪藻土で仕上げます。
主寝室や子供部屋など、プライベートスペースはお施主様が仕上げました。
個室はプロらしくなかったとしても、思い出に残っていいですね。
珪藻土はノーベル賞が生まれる元となったダイナマイトの原料に使われたことが知られています。
扱いが難しかったニトログリセリンを吸収させて運搬しやすく、必要な時に爆発させることができる当時唯一の原料でした。
たまたま水辺で油を吸収する珪藻土をノーベルが見ていて、もしかしたら・・・と試してみたところ大発見につながりました。
珪藻土が水や油を大量に保持することができるエピソードです。
こちらリビングの吹抜け。
このようなお客さまも集まるパブリックスペースは職人さんが仕上げます。
リビングは少し改まった「よそゆき」の感じがいいですね。
子供部屋には3人の子供たちの記念の手形を残しました。
その3人の子供たちが暮らす子供部屋。
扉が三つ、その横に照明のスイッチも三つ、でも照明はまだ一つ。
将来、3部屋に仕切れるように準備しています。
仕切った後も各々の部屋に窓があり、光と風を取り込めます。
コンセントもそれぞれに。
クローゼットは部屋から外に追い出し、廊下に3つ並べました。
いよいよ仕上げに入ります。
完成は11月の終わりを予定しています。
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