6月の終わりに当ブログでご紹介した「新しい家づくりの始まり」。
昨日からようやく工事が始まりました。
早速現地の様子をご紹介しましょう。
ひと区画60坪ほどの大きく区画割された高台の高級分譲地です。
土地面積200㎡超、地下室・地下車庫の家を建てるにはちょうど良い傾斜のある東南角の敷地です。
このアングルで完成予想模型を見るとこんな感じ。
左手、南面にガレージ、右手のフラットに近い東側が玄関になります。
1階にプライベートスペースを、2階にリビング等のパブリックスペースを計画していますが、まず目を引くのは開口部の広さ。
光も、風も、眺望もたっぷりと採りこみます。
一方で、開口部を広くとると、夏の日差しが開口部に直接あたり、室内に熱を伝える心配がありますよね。
夏場の熱は7割が窓から侵入するといわれています。
その日差しの熱を遮るのが、軒の出です。
今回は、1.1メートルの長さを確保し、これ以上長くするには柱で支えないと!というほどに軒を出しています。
夏の日差しをシャットアウトする大事な役目を果たしながら、軒の出は住宅の意匠性を高めます。
もっとも、土地に余裕がないと、これほど軒を出すことはできません。
こちらは南西側から撮った写真。
ご覧のように、西側に向けて緩やかに下がっています。
この位置から模型を見るとこんな感じ。
西日は横から入ってきますので、開口部は抑えめに。
南側から伸びたバルコニーが曲がったところ、西側の2階に窓が見えますね。
この窓の先が、江の島方面。
完成後の眺望が楽しみです。
現地は既に更地で、地盤調査の結果、地盤改良の必要はありませんでした。
こちら玄関のある東側。
今回は、北側を除く3方向に擁壁があるので、既存の擁壁を活かしながら、地下車庫部分とこの玄関部分の擁壁のみ、新規に造りなおします。
既存の擁壁を活かしながら、一部を新設するのは違和感を感じられるかもしれませんが、過去にも例があります。
こんな感じ。
新しいコンクリートの打ちっぱなしはもちろん良いですが、これはこれで素敵だと思います。
南側、正面から見たアングルです。
一般的に、地下室地下車庫のある家は、土地の面積に制限がある場合が多く、間口も狭くなりがちです。
間口が狭い中で、地下+1階+2階の3層の建物を建てると、どうしても縦長になるため、意匠性としてはやや劣るといわれる場合が少なくありません。
今回の建物は3層でありながら、間口が15mほどあり、前述の通り、東西の軒の出もはっきり見えることから、外観の意匠性がとても高いと思います。
今までのアングルは下から煽っていたので隠れていましたが、屋根の上にはバルコニーも設けています。
海に近い高台の好立地、そこでしか味わえない眺望を満喫できそうです。
次回から、工事の進捗をご紹介したいと思います。
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