前回、上棟までをご紹介した、地下室のある家@横浜市神奈川区。
工事が進んでおります。
足場の内側、躯体を透湿防水シートで被うところまで工事が進みました。
写真中央、単管パイプの先端に緑色の養生を施したものが建物を支えています。
建物の4つの壁、すべての面を、同じように支えています。
一昨日、東北地方を震源とした最大震度6強の地震がありましたね。
横浜も震度4を記録しました。
大きな地震が来た時に、建物と足場が独立していると、それぞれバラバラに揺れるので、干渉しあって、建物に傷がつく可能性があります。
また、足場が崩れないとも限りません。
この写真は、地震の前に撮影したものですが、備えあれば憂いなし。
通常業務の範囲での備えにより、今回の地震でも大事に至ることはありませんでした。
透湿防水シートの上から、通気胴縁を設置しました。
外壁とシートの間に、空気の流れる道筋をつくり、湿気が滞るのを防ぎます。
その上から、外壁材を設置していきます。
穴の開いていることにビスを打ち、留めていきます
そのビス穴をしっかり埋めて、
外壁材のつなぎ目や、換気扇の隙間もコーキングで埋め、
真っ白だった外壁を、御影石風の塗料で仕上げました。
上部に穴の開いた金具が見えますね?
この写真は軒裏です。
この通気口から空気を取り込んで、屋根と建物の間に設けた通気層の間に空気を通し、屋根の頂上=棟に設けた排気口から吐き出させます。
真夏の太陽に熱せられた屋根の熱を逃がす仕組みです。
外壁はほぼめどが立ちました。
内装も進んでいます。
格子状に木材が組まれています。
こちらはキッチン。
カップボードを設置する際には、壁面にしっかり固定します。
そのための下地を、格子状に組んでいます。
現場発泡の吹付断熱材を施工しました。
アクアフォームです。
施工した直後はこのようにモコモコしていますので、
表面を削ります。
その上から、気密シートを覆っていきます。
建物の断熱性を高めても、隙間がたくさんあったら外気がはいりこんでしまいます。
断熱性を高めつつ、気密性を高める工夫もセットで行うことが大切です。
床材はアカシアをチョイスされました。
深みのあるお色味と木目が、同じマメ科のウォールナットに似ているといわれ、最近人気が高まっているようです。
さて、こちらは地下室。
サッシを設置します。
コンクリートの窓枠にサッシをはめるのは、神経を使う作業です。
縦横に赤いレーザー光線が見えますね。
この光で、水平垂直を確認し、正確な位置を誘導しています。
正確な場所に固定できたら、その位置に溶接を施します。
コンクリートに直接溶接することはできませんので、あらかじめ溶接するための金具をコンクリート内部に仕込んで打設しています。
溶接が完了しました。
このあと、モルタルで仕上げて、窓の設置が完了します。
地下室の室内壁を設置するための下地となる木材を立てて、その間に断熱材を吹き付けます。
コンクリート用の断熱材は、木造のそれと区別するため、ピンクに着色されています。
きれいに仕上がりました。
サッシは、YKKAPのエピソードネオLB.
外側はアルミ、室内側は樹脂を使った複合サッシで、断熱性を高めています。
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