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建築ブログ

09.29 | 地下室・地下車庫, 混構造(木造+RC)

新しい家づくりの始まり@横浜市南区

もう5年ほど前になりましょうか?

当社で、このようなチラシをお配りしている時期がありました。

2016年3月25日折込用チラシ

引っ張り出してみたら、最後に配布したのが、もう6年半も前のことでした。

コンクリート住宅、地下室地下車庫のある家の魅力を訴求する内容でした。

裏面

特に地下室地下車庫のある家は、高低差のある土地や傾斜地に家を建てる場合には、メリットの多い選択肢です。

その方法に気付かずに家を建ててしまうのはもったいない!と本気で思っています。結果選ばれなかったとしても。

ということで、地元の戸塚区や南区の高低差が多い地域に、啓蒙活動のつもりで1年に1度くらい配布していたのです。

今回ご紹介させていただくのは、当時、そのチラシをご覧いただき「建て替える時に役に立つかも・・・」と大切に保管していただいて、ご縁をいただいたお客様の家づくりです。

完成予想

道路と敷地の高低差は約4m。

地下はコンクリート造でガレージをつくり、その横に玄関を配置。

その上に木造2階建ての住宅を建てる混構造の地下室地下車庫のある家です。

建て替え前の模様をご紹介しましょう。

建て替え前

これが高低差4mの実際の現場です。

地下車庫はありません。

縦列駐車で止める、カースペースがありました。

階段

その横の細い外階段で行き来します。

どこかで見たことがあるような・・・と思ったら、「まんが地下室地下車庫ものがたり」の表4でした。

表4ページ

まだご覧いただいてなく、ご興味のある方は是非ご覧ください。画像をタップまたはクリックするとまんがに飛びます。

 

さて、早速ではありますが、工事がスタートしております。

まずは、解体から。

古家解体中

養生シートで周囲を囲い、安全第一に、かつ速やかに作業を行います。

測量中

すっかりきれいになくなりました。

作業している男性がいると、その高さがよくお判りいただけると思います。

根伐りスタート

こちらは敷地奥から道路側を見ている写真です。

最初に敷地の奥から、床付けを行います。

床付け(とこづけ)とは、必要なところまで根伐り(土を掘ること)を行い、平らに仕上げることを言います。

手前に見える部分は、地下のない1階の建物が配置されるスペースになります。

手前の床付けを終えると、いよいよ地下部分の根伐りにかかります。

第一段階 完了

見た目、完全に土木工事ですね。

この段階まで掘り進むと、車を入れることが出来ます。

これより第二段階に進みます。

建柱車

山留工事を行うためのH鋼を埋め込む建柱車の登場です。

前の写真のほうがわかりやすかったと思いますが、奥の方に青いラインが見えますよね。

あの位置にH鋼を打ち込みます。

今行っている作業は、H鋼を埋め込むための穴をあけています。

H鋼溶接

何度も言う通り、今回の高低差は4m。

削り取った側面の崖部分をしっかりと支えるためには、倍以上の長さのH鋼を用意する必要があります。

その長さ9m。

9mのH鋼を用意して作業を行うのはあまりにも勝手が悪い。

なので、2本のH鋼を現場で溶接してつなぎます。

山留へ

ご覧の通り、計画通りの位置にH鋼が埋め込まれていきます。

手前のコーナーに見えるのが埋め込む前に用いたドリル。

正式にはアースオーガといいます。

オーガとは、augerという英語で、「らせん状のきり」という意味です。

わかりやすい名前ですね。

 

 

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