断熱材を施工した後、二重床の設置までをご紹介したRCの家@逗子。
一歩一歩、着実に工事が進んでいます。
ドドーンとリビング上部の吹き抜けです。
正面が南側なので、手前のダイニングキッチンにも陽の光が届きます。
中央やや左、軽量鉄骨の奥に見えるダクトがつながっている銀色のBOXがロスナイ=換気設備です。
これから寒くなる冬には、せっかく暖めた室内の空気をそのまま外の冷たい空気と入れ替えてしまうのはもったいないですよね。
あの銀色の箱の中で、空気を混ぜることなく、室内の空気の熱を、外から入ってくる新鮮な空気に移すという熱交換の作業を行っています。“ロス”が“ナイ”です。
今回のお住まいには、「床暖だん」という床暖房設備を採用し、LDだけでなく寒くなりがちなキッチンや脱衣室、トイレにも設置します。
この「床暖だん」、基本的には一般的な床暖房と同じ特長を持つのですが、特に優れているのは、すぐに暖まること。
床暖房は下からじっくり輻射熱で温まるので気持ちいいと、評価が高いのですが、多くの場合立ち上がりは遅いといわれています。
すぐに暖まると、冬の寒い朝や、誰もいない家に帰宅したときなどありがたいものです。
横に並べられた床暖だん。28mm間隔で並べるようにと、メーカーから指示されています。
どうやらこの間隔で並べることで、ムラなく効率的に床を暖めることができるそう。
工事を行う立場から申し上げると、床材を設置するときにビス止めを行うのですが、この範囲=28mmを外すわけにはいきません。(外すと床暖だんに穴が開いてしまいます!)
その隙間が見えない状況で作業を行うので、なかなか神経を使います。
さて、ところ変わりまして外へ。
こちらは外壁のコンクリート。
なにやら粘着性のあるゴムのような素材を塗りつけています。
はい、外壁タイルをコンクリートの表面に設置するための接着剤でした。
このゴツゴツしたタイルは、ニッタイのマジカルライトストーン。
岩石や古レンガのような荒々しい表情を持ちながら、外壁材としても使えるように軽量化を追求したタイルです。
遠くから見ても近くから見てもいい感じに見える意匠性の高いタイルです。
軒裏にはあらかじめ凹を造っておいて、無垢の木を貼っています。打ちっぱなしのコンクリートと無垢の木は見た目の相性がとても良いのですが、このタイルが加わると、より重厚な印象になりますね。
無垢の木はやや淡いお色味に見えますが、これから塗装を行うので、もう少し引き締まった印象になります。
さて、こちらは前回もご紹介したソーラーパネルが載る屋上です。
右手のルーバーの手前、コンクリートの立ち上がりに金属が設置されているのがわかると思います。
なぜここに、こんな金属をはめているかというと、屋上の防水シートを収めるためにこの金属が必要なのです。
防水シートの端は、そのままですと水が入り込むため、どこかで仕舞ってあげないといけません。この金属でフタをして、最後にコーキングで閉じ込め、雨水の浸入を防ぎます。万一、防水シートの内部に水が入るようなことがあると、なかなか乾かず、いつまでも水が抜けないので厄介なのです。
これより、太陽光発電パネルの設置が始まります。
防水シートを設置したあとから取り付けたこの架台にも防水した様子をご覧いただけると思います。
この上にアンカーボルトを設置して、
鉄骨を設置します。
太陽の光を最も受けやすいのは、南向き30度程度の傾きと言われています。
下から順に取り付けて、
おひさまの光をサンサンと受けていますね。
発電のシステムがまだ稼働していないのがもったいないと思うくらいに。
さて、外まわりの工事は、ほぼ目途が立ってまいりました。
これより、内装工事を中心に進めてまいります
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