年末最後のブログでご紹介した、賃貸併用住宅の続報です。
コンクリート打設工事を終え、内装工事に着手しています。
向かって左の柱に、サイレンのような赤い器具がついているのが見えますよね。
これがレーザー墨出し器です。そのすぐ両脇に赤い線がみえますが、
この線は、矢印のすぐ上にも来ています。ちょっと見にくいですね。
この光は、水平の線を表しています。
この線を基準として、『ここから何mm上が天井』というように、高さをあわせていきます。
墨出しとは、仕上げ工事の前に、柱の中心や壁の仕上げの位置など、工事の基準となる点を
構造体に示すことを言います。大工さんが墨つぼを使って、墨で記していたことから、
このようにいわれています。
チーク材は、その深い木目と色合いから、高級材として重宝されてきました。
特にインドネシアンチークは年輪が細かな素材が多く、木質が安定していることで定評があります。
ん?なにか緑のビニールテープのようなものが散乱していますね?
これは、テープではなく、薄いプラスチックでできています。
ご存知の方が多いと思いますが、無垢の木は調湿作用があるので、膨張したり
縮んだりします。よく『あばれる』と言ったりします。
あまり詰めて無垢の床材を敷き詰めると、膨張した時に納まりが
悪くなってしまう事があるのです。
そんなことを避けるため、無垢の床材を敷き詰める際に、この薄い破片をかませて、
適度な”あそび”を確保しておきます。
一度この破片をかませて敷いてしまえば、余裕が確保されますので、
すぐにとっても問題ありません。だから散乱しているように見えるんです。
この写真では向かって左の床を敷き詰めているので、そこの床に挟まれている
プラスチックだけ立っているのがわかります。
3階の床はカバ桜を使います。
こちらは、ほんのりと淡く暖かみのある色合いを持ち、お部屋を明るく感じさせます。
一般的なカバ桜に比べて、濃淡がはっきりして色ムラがあるものを選びました。
個人的には、このようにコントラストの効いた表情豊かな床材の方が好みです。
ガラスブロックでアクセントをつけることで、とっても印象がやわらかくなります。
RC構造の壁は、それだけだとどうしても殺風景に見えてしまうことがあります。
ガラスブロックがないとこんな感じ。
元の写真を少しいじって、ガラスブロックを消してみました。
やっぱり少しさみしい感じがします。
ちょっとしたことですが、少しだけ手を入れてあげることで印象が断然違います。
『あー、ここはこうすればよかった!』
こんなことにならないよう、採用されるかどうかは別にしても、先回りしたご提案を
心がけていきたいと思っております。
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