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建築ブログ

02.05 | RC造

RC賃貸併用住宅~内装工事

年末最後のブログでご紹介した、賃貸併用住宅の続報です。

外観

外観

コンクリート打設工事を終え、内装工事に着手しています。

レーザー墨出し器

レーザー墨出し器

向かって左の柱に、サイレンのような赤い器具がついているのが見えますよね。

これがレーザー墨出し器です。そのすぐ両脇に赤い線がみえますが、

この線は、矢印のすぐ上にも来ています。ちょっと見にくいですね。

この光は、水平の線を表しています。

この線を基準として、『ここから何mm上が天井』というように、高さをあわせていきます。

墨出しとは、仕上げ工事の前に、柱の中心や壁の仕上げの位置など、工事の基準となる点を

構造体に示すことを言います。大工さんが墨つぼを使って、墨で記していたことから、

このようにいわれています。

 

インドネシアンチークの床材

インドネシアンチークの床材

チーク材は、その深い木目と色合いから、高級材として重宝されてきました。

特にインドネシアンチークは年輪が細かな素材が多く、木質が安定していることで定評があります。

 

ん?なにか緑のビニールテープのようなものが散乱していますね?

これは、テープではなく、薄いプラスチックでできています。

 

ご存知の方が多いと思いますが、無垢の木は調湿作用があるので、膨張したり

縮んだりします。よく『あばれる』と言ったりします。

あまり詰めて無垢の床材を敷き詰めると、膨張した時に納まりが

悪くなってしまう事があるのです。

そんなことを避けるため、無垢の床材を敷き詰める際に、この薄い破片をかませて、

適度な”あそび”を確保しておきます。

一度この破片をかませて敷いてしまえば、余裕が確保されますので、

すぐにとっても問題ありません。だから散乱しているように見えるんです。

この写真では向かって左の床を敷き詰めているので、そこの床に挟まれている

プラスチックだけ立っているのがわかります。

 

カバ桜の床

カバ桜の床

3階の床はカバ桜を使います。

こちらは、ほんのりと淡く暖かみのある色合いを持ち、お部屋を明るく感じさせます。

一般的なカバ桜に比べて、濃淡がはっきりして色ムラがあるものを選びました。

個人的には、このようにコントラストの効いた表情豊かな床材の方が好みです。

 

ガラスブロックのあるバルコニー

ガラスブロックのあるバルコニー

ガラスブロックでアクセントをつけることで、とっても印象がやわらかくなります。

RC構造の壁は、それだけだとどうしても殺風景に見えてしまうことがあります。

ガラスブロックがないとこんな感じ。

バルコニー

ガラスブロックをなくしてみると・・・

元の写真を少しいじって、ガラスブロックを消してみました。

やっぱり少しさみしい感じがします。

 

ちょっとしたことですが、少しだけ手を入れてあげることで印象が断然違います。

 

『あー、ここはこうすればよかった!』

 

こんなことにならないよう、採用されるかどうかは別にしても、先回りしたご提案を

心がけていきたいと思っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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