建築ブログ

大公開！インナーガレージのある家が上棟するまでの道のり

地下室・地下車庫のある混構造の家を建てています。
2月2日に上棟しましたので、ここまでの道のりを御紹介します。

間知石が積み上がった着工前の現地

一つ一つ石を取り除いていく

地下となる部分を掘削していきます

土が崩れないように処理します。まずはＨ鋼を打ち込みます

Ｈ鋼とＨ鋼の間に山留めの矢板を入れていきます

捨てコンで固めた後、建て物の墨出し（すみだしとは工事中に必要な線や位置などを表示する作業のこと） をしてから、基礎の配筋を行います

基礎となるベースコンクリートを打設します

基礎となるベースコンクリートが固まったら、地下の壁を配筋していきます

引き続き、地下の天井＝1階の床部分の配筋を行います。黄色いパネルは、コンクリートの型枠です。 コンクリートが固まったら、外します。

コンクリートの打設が完了しました。左の中央の空間がドライエリア、右やや上に見えるのが地下の玄関から 建て物内部に続く室内階段の一部です

地下車庫・地下室の構造が完成し、この上に木造住宅を建築していきます。上棟したところ

普通の住宅会社は、壁を壊して、コンクリートを打設して、地下車庫や地下室を造るというお仕事が
できません。土木工事の許可が必要だからです。だから、このような土地に土木工事ができない
普通の住宅会社で家を建てようとすると、基礎部分は別の土木工事会社に外注することになります。
土木工事会社は、家を建てるため地下車庫を造り、その横に1階に上がるための外階段をつけてくれます。
こうして完全に地下部分のコンクリートが固まってから、住宅会社が家を建てるので、家の中と車庫とを
つなげることはできません。「どうせ掘るならついでに地下室も」ということもできません。

奥建設は、設計事務所であり、コンクリート工事を得意とする建築会社であり、土木工事会社でも
あるので、このような便利なインナーガレージや地下室、内階段のある住宅を建築することができるんです。

完成まではもう少しかかりますので、この後の進捗も随時アップしていきたいと思います。