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建築ブログ

09.03 | 地下室

地下室の湿気対策について 補足

前回のブログで、地下室の湿気をどのように防止しているのか?というお話をご紹介しました。
結論としては、山留め工事を行った後、断熱材と防水シートで地下のコンクリートを覆うように施工をする。

この地下室の防水・断熱工事により、土中の水気と冬の冷気をシャットアウトすることで湿気も結露も防止できるのです、と。

ただし、これは山留め工事を行なった場合のこと。

地下の掘削工事は、2種類あり、既にご紹介した山留め工事を行うケースのほかに、オープンカットと呼ばれる方法があります。

これは何かというと、地下室を造るためのコンクリートの型枠を外側と内側で挟むため、根切りの際に人が1人入って作業できるだけの隙間を余分に掘る方法です。

通常、地下を活用しようというケースでは、建物が混み合った市街地である場合が多いです。

隣地が立て込んでいると、余分に掘ることができないので山留工事を選択することになります。

ですが、広い土地ならオープンカットを選択可能です。

このオープンカットの場合は、防水シートと断熱材で地下のコンクリートを覆うだけでは不十分なのです。

なぜか?

オープンカットにより余分に掘削したスペースは、数回に分けて転圧をかけ、踏み固めていますが、掘削を行っていない周辺の地山に比べれば柔らかく、浸水しやすい状態です。

ということは、周囲に降ってなかなか土中に浸透しない雨水が、その埋め戻しをした部分に集まりやすいということ。

となると、大量の雨水が地下室を囲むコンクリート周辺の埋め戻した土の中に集まってしまいます。

その水を排出するために、排水経路を確保する必要があるのです。

地下の基礎が仕上がった段階で、周囲に水の通り道となるコンクリートを打設し、砕石を敷きます。

その上に透水シートを被せた上で埋め戻す。
これで、集まった雨水が周囲にたまらず、集水升から排出されるのです。

こうすれば、断熱材と防水シートで覆われたコンクリートの壁が、水に浸かっているような状態を防げます。

一方で、土地によっては、地下に常に水が溜まっている湿地=常水地があります。

このような土地に地下室をつくるのであれば、動力を使ってポンプで水を汲み上げる仕組みを備える必要があります。

ただし、現実的には、計画段階で常水地であることがわかれば、地下室をつくることをオススメしておりません。

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