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建築ブログ

05.21 | 地下室・地下車庫, 混構造(木造+RC)

ルーフィング

先週棟上げまでご紹介した『地下室地下車庫のある平屋の住まい』@葉山町。

今日は、屋根のルーフィングの模様をお知らせします。

屋根合板

屋根の下地となる構造用合板

屋根の下地です。

野地板とも呼ばれます。

棟(手前の屋根の一番高いところ)から軒方向に、線が描かれています。

 

屋根の骨組み=垂木(たるき)

屋根の骨組み=垂木(たるき)

下から見ると、屋根の骨組み=垂木と接合しているのがわかります。

垂木は45cmピッチ(45cmごとということ)で設けられています。

その上に載る構造用合板は、横幅が約1800mmあります。

垂木4本分の上に被るイメージです。

 

でも、被せてしまうとどこに垂木があるのかわからず、釘を打てません。

だから、45cmピッチで線を引いて、どこに垂木が来るのか明示しているわけなんです。

 

 

棟の換気口

棟の換気口

さてこれは、屋根のてっぺん=棟の部分。

開口していますが、これは棟換気と言って、夏場に熱せられた屋根や外壁の内部にこもった空気を

吐き出す換気口です。

軒や外壁の下部に給気口があって、そこから入って温められた空気が、この換気口から出ていくことで、

家全体を冷ます役割を果たします。

空気が通ることで、内部の湿気を乾燥させる働きもあります。

もちろん、最後にこの上に蓋のようにカバーをします。

 

アスファルトルーフィング=カッパ

アスファルトルーフィング

構造用合板にアスファルトルーフィングと呼ばれる防水シートを貼っていきます。

元の長さは、16mとか、21mとか限られますので、写真のように途中で足りなくなる場合があります。

 

ルーフィングの重なり 1.

ルーフィングの重なり 1.

そんなときは十分な重ね代(かさねしろ)をとって、重ねていきます。

 

ルーフィングの重なり 2.

ルーフィングの重なり 2.

ななめに切れていることもあり、40cmほどとりました。

左右は20cm程度以上はとっておく必要があります。

 

ルーフィング完了

上下の重なり

上下の重なりは、10cm分。こちらは、簡単です。

10cmの重ね代の部分にラインが書いてあります。

防水シートは下から上へ、この線に沿って重ねていきます。

こうすれば、万が一もれても防水シートの上を水が走り、内側には入りにくい仕組みになっています。

日新工業=『カッパ』

日新工業=『カッパ』

ちなみにこの『カッパ』という防水シートを発売する日新工業は、大正11年に創業し90年以上も

防水材料を作っている草分け的存在です。

このカッパ、『ミズ太郎』という名前のついた、同社のマスコットキャラクターです。

少し安易な気もしますが、わかりやすいのが一番ですね。

ルーフィング完了

ルーフィング完了

アスファルトルーフィング工事完了致しました。

 

このあと、ガルバリウム鋼板と呼ばれる、軽くて強い素材を使った屋根材を葺いて、

屋根工事は終了となります。

 

工事は続きます。

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