建築ブログ

築16年目の真実

今年の梅雨時、６月２３日のブログで、

『RC住宅の外壁』という記事を投稿しました。

『コンクリート住宅は古くなると苔とか藻とかカビで汚くなりますよね？』

というご質問があり、仕上げの仕方によって、全然違うのです、というお話をしました。

その時にご紹介した建物の写真がこちら。

踊場の家　15年後

確かに、建物は15年経過したとは思えない状態です。

フッ素仕上げが効いています。

しかし、梅雨時に撮影したので、コンクリートの色味と相まって、なんかどんよりしていますよね。

前から少し気になっていました。

本日現場の前を通ったので、再度写真を撮ってきました。

それほど天気は良くなかったのですが、少しは晴れ間も見えていましたので。

それがこちら。

16年目の現場

明るいだけで、全然印象が違います。

2つの写真を並べてみましょう。

比較

日が差しているかどうかで全然印象が変わります。

タイルの色みも違いますね。

同じカメラ（といってもi-phoneですが）で撮影し、画像処理もしていません。

これが晴れの日に見る、16年目の本当の姿です。

やはりRCの建物は、晴れの日に撮らないとダメですね。

このお宅は、WEBサイトや当社の実例集などで、ご紹介しているのですが、

ご覧頂いた方にしばしば『こういう家を建てたい！』と、おっしゃっていただける人気の高い物件です。

15年の時を経て、そのデザインを気に入っていただけるというのは大変嬉しいことです。

欧米の街並みを歩いていると、築100年を超える建物がそこここに見られます。

古びれず飽きのこないデザインは、人々を魅了し続けます。

当社が建てるコンクリート住宅も、周囲の風景に溶け込みながら、

長く愛着を持って住んでいただけるようなデザインを心がけています。